過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

過去の放送内容

2004年6月27日放送

特集

吉越浩一郎さんに密着!!

ゲスト

吉越浩一郎さん(トリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社社長)

■放送内容をシェアする

吉越浩一郎さんに密着!

「寄せて上げる」のCMで有名な『天使のブラ』や『Tシャツブラ』『恋するブラ』などの数々のヒット商品を生み出し、さらに『タイガースブラ』や『ミレニアムブラ』など、毎年ユニークな下着を発表し続ける下着メーカー、それがドイツに本拠地を置く外資系企業、「トリンプ・インターナショナル・ジャパン(株)」

実はこの会社、17年連続の増収増益を達成!
今、最も勢いのある企業のひとつとして注目を集めています。
そして、その大躍進の原動力となっているのが、吉越浩一郎社長。

吉越社長は学生時代にドイツに留学。語学力を生かしてドイツ系企業を渡り歩いたのち、1986年トリンプ・インターナショナル・ジャパンに入社(当時36歳)。
そのわずか6年後には代表取締役社長に就任!

業績は社長就任の1992年を皮切りに業界1位の(株)ワコールにどんどん迫っています。
また、140ケ国に生産拠点を持つ世界No.1下着メーカーのトリンプグループ内においても、今やドイツ本社をしのぎ、世界一の売上げを誇っています。

そして、2004年度売上げ見込みはなんと、500億円!!

▼吉越社長の1日に密着
朝8:30会社の幹部が全員揃う会議に吉越社長登場(会議室内に緊張感が張り詰める)。
毎朝ちょうど8:30に始まるこの会議は吉越社長入社以来、17年間毎日続けています。
会議の進行役を務めるのはなんと吉越社長自身!
しかも、約1時間半の会議で処理される議題は40以上!
※吉越社長は1つ1つの議題にその場で判断を下す即決タイプ。全国の営業や物流センターともTV電話で接続!その決断は全国の店舗まで徹底されています。

出席している社員は一瞬たりとも気が抜けません。
明確な回答を出せない者には必ず「デッドライン(締め切り)」を設定。
社員は絶対に守らなければなりません。

会議が進むにつれ、吉越社長のテンションもヒートアップ!
社員に次々と激をとばしていきます。

●吉越社長の改革その1・早朝会議
吉越社長就任後、真っ先に変えたのがこの会議。
数多くの議題に社長がその場でイエス・ノーの結論を即座に下し、社員には常に厳しい責任と目標を与える。
これは海外のミーティングの手法を取り入れた吉越流オリジナル会議。

会議を開く理由…
17年前に日本に来た時、社員のコミュニケーションの悪さが目についた。
これでは会社がおかしくなると思った。確かにその時、赤字を出していた。
それを解決するためにはどうすればいいかを考え、それで出来たのが今の会議だった。

●吉越社長の改革その2・がんばるタイム
12:30〜14:30までの2時間、社員は自分の仕事に没頭しなければならない。
この時間は私語はもちろん上司が部下に仕事の指示をしたり、電話やコピーをするのも立ち歩きさえも一切禁止!
そしてがんばるタイム中は総務部が見回り!
勝手に歩く人がいると、「がんばるタイム中ですよ」と注意されてしまいます。
そして2時間後がんばるタイムが終了するチャイムが…
すると一斉に動き出す社員の皆さん。トイレも我慢していた方も…

がんばるタイムを始めた理由…
海外の事務所というのはやたら静かだと思った。お互い話さない。
しかし日本だと社員は話しまくっている。お互い話すというのは仕事してない証拠。
無駄をなくし、バリバリ仕事をこなす。これも吉越社長が海外の企業から取り入れた手法。
よく社内を見渡すと、机がパーティションで仕切られています。
これも仕事に集中するための吉越社長のアイデアだとか。

●吉越社長の改革その3・ノー残業デー
夕方6時を知らせるタイムが…すると社員全員が一斉に帰り支度をし始める。
毎週水曜日と金曜日は残業禁止というルールを取り入れている。
しかも夕方6時になるとスイッチを押すだけでフロアの電気が一斉に切れて真っ暗になってしまう。
なんと吉越社長はわざわざ150万円かけてこのシステムを開発。
いくら残業したくても強制退社…サービス残業も許さない。
バリバリ働き、スパッと休む!とにかく全てにON/OFFをはっきりさせるのも吉越流。
当然、休暇を取る制度にも一工夫が…

●吉越社長の改革その4・リフレッシュ休暇
課長以上の管理職は連続16日以上の休みを取らなければならない。
吉越社長も率先して休暇を取得。毎年夏休みには南フランスの別荘でリフレッシュしています。

トリンプの急成長を支える秘密…
ON/OFFの切り替えにはメリハリをつけ、何事においてもスピード重視、無駄があれば容赦なくカット!=大胆で緻密な吉越社長の徹底した合理主義にある。

し・か・し…

この日、吉越社長はたった1人で静岡県掛川市へ…
着いたのは一軒の料亭。実はこの日はトリンプ大東センター工場長(橋本俊二さん)の退職、送別会の日でした。
36年現場一筋でトリンプを支えてきた工場長にはなむけの言葉を送ろうと、吉越社長自ら多忙なスケジュールの中で駆けつけたのです。

酒を酌み交わし昔話に花を咲かせながら長年の労をねぎらう吉越社長。
社員の方:社長は、本当に日本的というか、一緒になって汗流してやってくれるっていう感じがあります。

吉越社長は強引でクールで何の遠慮もない外国帰りの豪腕社長。
しかし実は誰よりもあたたかくて人間くさい、日本の社長の血が流れているのかもしれません…

儲かりベストテン

1位:世界三大投資家来日
2位:中国A株ファンド
3位:サラリーマン大家
4位:ネットで豪華旅行
5位:ヨン様ブーム!
6位:助成金で儲ける!?
7位:銀座でバブル復活
8位:ブーム到来
9位:個人株式残高急増中!
10位:ゴルフ会員権復活

今回は5位と1位をとりあげました。

▼1位:世界三大投資家 ジム・ロジャーズ来日!!
今年6月10日、世界三大投資家の1人であるジム・ロジャーズ氏が来日。
カリスマ投資家に儲かる秘訣を聞こうと2000人ものファンが講演会に殺到した。
ちなみに世界三大投資家とは、今、世界中で最も株で儲けている3人のこと。

●世界三大投資家
ウォーレン・バフェット(74歳)
2003年の世界長者番付第2位で投資の神様。投資会社バークシャー・ハサウェイ社CEO。

ジョン・テンプルトン(92歳)
10年連続運用ナンバーワンの投資王。テンプルトン投資投信グループの創立者。ウォール街で「最も賢明な投資家」として有名。

ジム・ロジャーズ(62歳)
冒険投資家。「冒険投資家ジム・ロジャーズ世界バイク紀行」の著者。

●ジム・ロジャーズ
★すごいところ…今から30年前、31歳の時、ジョージ・ソロス氏と伝説のヘッジファンド「クォンタムファンド」を設立。
この時の儲けが10年間でなんと40億円!そのリターンは驚異の4200%!
その後、「ロウスマテリアルファンド」などファンドを出すたびに成功!
カリスマ冒険投資家の名を不動のものにした。

★成功の秘密…まさに冒険!
そもそも彼が冒険投資家と呼ばれるわけは、世界中をバイクや車で旅をしながら訪れた国々の経済状況を自分の目で確かめ、投資する国を決めているから。
1990年バイクで世界一周、1999年黄色いオープンカーで2度目の世界一周。
これまで訪れた国は、なんと116ケ国!
まさに究極の現場主義ともいえる方法で大儲けをしてきた。

そんな伝説の男、ジム・ロジャーズ氏に儲けの秘訣を伺いに経済予報士見習いの川田アナが突撃!

ロジャーズ氏とは一体どんな人物なのか?
なんとロジャーズ氏の名刺には「ジム・ロジャーズ」とカタカナで表記されている!
実はロジャーズ氏は親日家。今回の来日も3度目なのだとか。
川田アナがロジャーズ氏に手渡したプレゼントはなんと日本のカブ!
ロジャーズ氏の笑顔も見えたところでインタビュースタート。

Q:資産はいくらぐらいお持ちですか?
A:いい質問です。でも私はその質問に答えることは出来ません。

Q:でもたくさん持ってるんですよね?
A:今は仕事をしなくていいくらい持ってますけどね。

さすがは世界三大投資家!やっぱり大金持ち!!
そして、いよいよ核心の質問に。

Q:儲けるためにはどんな生活をすればいいんですか?
A:まずやってみることです。野球観戦が好きならその業界に投資するのもいいかもしれません。本当に野球が大好きならばその分野で投資するのも1つの方法です。すでにその業界の知識を持っていますからね。

Q:アメリカの株では、今何が買い時ですか?
A:個人的には買う予定はないですね。当分、逆に売る方向を考えています。

Q:今、どの国が投資するのに狙い目ですか?
A:色々とある中で日本と言っておきましょうか!

なんとロジャース氏の狙い目の国は日本!
ロジャーズ氏:ここで言いたいのは、国民の皆さんが思っている以上に日本は今、良い状況であると言えます。特に株式市場は良い状況です。今、日本の株をいくつか買う事を検討しているのですが、石油会社にも興味を持っています。

どうやら本気で日本の株を買うつもり!
では、今後狙い目の日本の株は?

ロジャーズ氏:今のうちに玩具会社、幼児の用品や食品の企業などに注目していきたいですね。今、日本では少子化が深刻な問題になっていますよね。ですからこの少子・高齢化社会に対応する会社にも注目しています。

▼5位:ヨン様ブーム!
韓国ドラマ「冬のソナタ」で人気爆発。
ますます過熱するペ・ヨンジュンブーム!

来日時には、ヨン様見たさに多くの女性ファンが羽田空港に詰め掛けたほど。
そんなヨン様は、今や韓国経済にとっても救世主的な存在に。
まず、観光業界では冬のソナタのロケ地を訪れる観光客がわずか3ケ月で昨年の2倍にあたる4万3000人を記録。
また、ヨン様をはじめ韓国のスターがつけている化粧品が海外でバカ売れ!!
その輸出総額はなんと1億ドルを突破!
ちなみに、そんなヨン様効果を受けて日本で儲かっているのが、NHK。

ノベライズ(86万部)
ガイドブック(28万部)
DVD BOX(26万セット)など
⇒関連商品の売上げは35億円

■放送内容をシェアする

このページの先頭へ戻る

Copyright© 1995-2024, Tokyo Broadcasting System Television, Inc. All Rights Reserved.