【内容】
1970年11月25日の衝撃的な自決から没後50年を迎えた三島由紀夫。今でも、三島に魅せられ続ける人たちが数多くいる。彼らはなぜ、そして何に惹きつけられているのか。その思いに迫る。

元「楯の会」会員・篠原裕が、50年経った今だからこそ分かったこと。

三島由紀夫に5回インタビューしたラジオ東京1期生・新井和子が、直接話し、共感した三島の姿とは？

私財を投じて三島にまつわる数々の貴重な品々を蒐集している医師・犬塚潔は、何を追い求めているのか。

そして、三島由紀夫が唯一認めた評論家・田中美代子が、三島由紀夫と川端康成のノーベル賞にまつわる微妙な師弟関係の秘話を、今だからこそ明らかにする。

TBSが独自に所蔵する三島由紀夫の映像と、未公開の貴重な品々の映像を交え、三島由紀夫と、彼に魅せられた人たちの人生を浮かび上がらせる。

【内容】
滋賀県最北端に位置する県立伊香高校。この高校の野球部のマネージャー、山本陸さんは、脳性麻痺で障がいがあります。思うように手足を動かせず、ひとりで座ることもできません。初めは、ボールもうまく掴めませんでしたが、日々、訓練を重ねて、いまでは、ノックのボールを渡すことが出来るようになりました。

去年の夏の甲子園は、新型コロナの影響で中止となり、代わりに開催された県の野球大会。でも、初戦と定期テストの時期が重なり、勉強が遅れがちな山本さんは、満足に練習に参加できない日が続きます。

一緒に入学したメンバーとの最後の大会を前に部員たちとすれ違う気持ちに山本さんは、寂しさを感じますが…。みんなは、初戦を前に山本さんにあるサプライズを用意していました。

新型コロナの影響で様々な日常が奪われた去年…。脳性麻痺で思うように動かせない体でありながら、野球部の力になりたいと懸命に努力する山本さんの姿とその姿に時に励まされ、諦めない気持ちを教わりながら、互いに成長する伊香高野球部員たちの日々を見つめます。