JNNドキュメンタリー ザ・フォーカス

JNNドキュメンタリー ザ・フォーカス 毎週(木) 午後11:00〜11:30

JNN系列の記者が、ニュースで伝えきれない「こだわり」を込めたドキュメンタリー番組。そこからは日本の、世界の、人間の、さまざまな知られざる側面が見えてきます。ニュースのその後はもちろん、歴史も文化も、記者たちの視点でとらえたドキュメンタリーをお届けします。

2020年3月放送

2020年3月19日放送

忘れられた戦争~シベリア抑留の記憶

地上波2019年12月15日OA
制作:TBSテレビ
ディレクター:立山芽以子

【内容】
1941年12月8日に始まった太平洋戦争は、その3年8か月後に終わった。
だが、終戦を迎えた中国大陸で、戦争が終わっても、日本に帰れなかった人たちがいた。
60万にも上る人が、ソ連に連行され、強制労働を強いられたのだ。

シベリアの大地で彼らは何を思い、どのように生き延びたのか。
多くの仲間の死を目にした彼らは、戦後をどのように生きたのか。

90歳を超えるシベリア抑留体験者の言葉に耳を傾けながら、国家と戦争、そして人が生きるということについて考える。

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2020年3月26日放送

それでも、ここにいたい~3度の台風に遭って

地上波2020年1月19日OA
制作:TBSテレビ
ディレクター:小松玲葉

【内容】
住み慣れた自宅を失ったショックを、78歳の小谷登志江さんは、こう語った。
「あの頃は半分死んでいた。ただ息をしていただけだった。」

千葉県館山市布良。房総半島の南部にある小さな漁村だ。
去年9月の台風15号による暴風で、多くの家が屋根を飛ばされた。
復旧の見通しも立たないまま、さらに19号と21号、2つの台風が追い打ちをかけた。

一人暮らしの高齢者が多い布良。台風被害で人口流出も加速。
2020年を迎えた今も、ブルーシートが目立ち、再建は進んでいない。

それでも、小谷さんは言う。「ここにいたいんだね、私は。」
屋根が飛んだ二階を切り取り平屋に建て直し、同じ場所に住むことを決めた。

3度の台風が布良の人たちに残した、深い傷あと。
その中でも少しずつ、生きる力を取り戻そうとする人たちを追った。

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