JNNドキュメンタリー ザ・フォーカス

JNNドキュメンタリー ザ・フォーカス 毎週(木) 午後11:00〜11:30

JNN系列の記者が、ニュースで伝えきれない「こだわり」を込めたドキュメンタリー番組。そこからは日本の、世界の、人間の、さまざまな知られざる側面が見えてきます。ニュースのその後はもちろん、歴史も文化も、記者たちの視点でとらえたドキュメンタリーをお届けします。

2019年6月放送

2019年6月13日放送

忘れられる『釜石の奇跡』を語り継ぐ、語り部の思い

地上波2019年3月17日OA
ディレクター:天野教義(TBSテレビ)

【内容】
8年前の3月11日、東日本大震災の大津波で、岩手県釜石市では1000人以上が犠牲になった。しかし、市内の小中学生の殆どは避難して無事だった。防災教育の成果として「釜石の奇跡」と伝えられ、悲しいニュースがあふれる中で、全国に希望を与えた。

あれから8年、いま釜石市で「釜石の奇跡」を口にする人は殆どない。遺族への配慮が理由だという。釜石市郊外に住む瀬戸元さんは、震災を体験し、撮影した津波の映像を携えて、語り部活動を続けてきた。瀬戸さんは「釜石の奇跡」が忘れられることは、「率先避難」という震災の教訓も忘れられることになる、と危惧している。8年前、中学生が小学生の手を引いて、600人が無事大津波から逃げ切った、釜石東中学校。瀬戸さんは防災教育で講師をしていた。東中学校の当時の副校長、生徒たちから、あの日の出来事を聞いた。何が起きていたのか、「釜石の奇跡」の8年後の真実に迫る。

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2019年6月20日放送

88/50 ギリヤーク尼ケ崎の自問自答

地上波2019年4月7日OA
制作 TBSテレビ
ディレクター:あき場 聖治

【内容】
ギリヤーク尼ケ崎、
投げ銭で生きる、大道芸人です。
ご存知の方も多いかもしれませんが、
出し物は、とても日本的な、踊りです。
情念、という言葉がしっくりくるかもしれません。
38歳から路上で踊り始めたギリヤークさん。
常々、88歳、50周年までは続ける、と言っていましたが、
ついにその88歳が近づいてきました。
68歳、79歳の時にも取材をしましたが、
その時と比べれば、当たり前ですが、肉体は衰えています。
体を張った踊りに
直接影響するような病気にもかかっています。
自分の老いに直面し、
時に弱気、時に前向きになりながら、
50周年に向かっていくギリヤークさんに
時々、会いに行って、話をしました。
ぜひ、ご覧ください。

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