JNNドキュメンタリー ザ・フォーカス

JNNドキュメンタリー ザ・フォーカス 毎週(木) 午後11:00〜11:30

JNN系列の記者が、ニュースで伝えきれない「こだわり」を込めたドキュメンタリー番組。そこからは日本の、世界の、人間の、さまざまな知られざる側面が見えてきます。ニュースのその後はもちろん、歴史も文化も、記者たちの視点でとらえたドキュメンタリーをお届けします。

2018年7月放送

2018年7月19日放送

実習生という名の労働者

地上波2018年4月15日OA
ディレクター:あき場聖治(TBSテレビ報道局)
※ディレクターのあき場の「あき」は、秋のへんとつくりを逆にしたものです。

【内容】
Play Me, I’m Yours(「どうぞ、私を弾いて下さい」)は、イギリスのアーティスト、ルーク·ジェラムの参加型プロジェクトだ。

街のあちらこちらに装飾したピアノを置くことで、ふだんは、行き交うだけの人たちの間にコミュニケーションを発生させようというこのプロジェクトは、これまで世界各国で行われてきたが、今年3月、日本で初めて、東京・国立市で実現した。(※街角にピアノを置くこと自体は他の団体もやっている)

集められたのは不要になったピアノたち。

それぞれ専門の人たちによって清掃され、調律され、装飾され、街に置かれた。

英側の主催者が「シャイな印象の日本人は本当に弾いてくれるだろうか」と気をもむ中、街の人たちの反応は?そして、愛着のあるピアノを寄贈した人たちの思いは?

  • ピアノ1
  • ピアノ2
  • ピアノ3

2018年7月26日放送

心に故郷を抱きしめて ~祖父と孫 震災7年の春~

地上波2018年5月6日OA
ディレクター:西村匡史(TBSテレビ報道局)

【内容】
福島県浪江町に住んでいた大浦義美さん(72)。6人家族だったが、津波で母、妻、娘、孫娘の4人が犠牲になった。残された義美さんと当時、小学5年生だった孫の将貴くんの、男二人だけの生活が始まった。

福島市の仮設住宅で暮らす2人は、故郷、浪江町に戻ることを夢見ていた。しかし、原発の廃炉に向けた作業は遅々として進まず、帰還の目処は立たない。震災から4年後、高校進学を控えていた将貴くんは、ついに故郷に戻ることを断念し、福島市近郊の学校を受験することに決めた。

震災から7年、高校3年生になった将貴くんは、車を運転できる年齢になった。高校を卒業する将貴くんは、義美さんと一緒に暮らすため、家から通える会社に就職を決めた。

もう戻ることはない浪江町。それでも2人は、亡くなった4人が眠る故郷を、心の拠り所にしている。

深い悲しみを抱えながらも、肩を寄せ合って生きてきた、祖父と孫の7年を取材した。

  • 心に故郷を静止画1
  • 心に故郷を静止画2
  • 心に故郷を静止画3