2019年7月2日・9日放送
「食」を考えるために猟師になった大学生の挑戦
ゲスト 菅田悠介さん(大学生・わな猟師)
MC 徳谷柿次郎
・あるブログの“炎上”をきっかけに動物の解体を体験した菅田さん
・カモの解体経験から食べ残しができない体に
・狩猟って実際、どうやってやるの?
・映像で、知った気になることの危険性
・猟師の減少、高齢化に取り組むための活動「わなオーナー制度」とは
・猟師の顔がかっこいいわけ
・猟師はモテる!?
・ジビエが普及しないわけ
・猟師の高齢化問題
・オススメの狩猟本
・目指すのは2拠点生活
・外務省×YouTuber
・モチベーションは“違和感”
動物の解体体験をきっかけに「フードロス問題」にどっぷりハマったという慶応大学4年生の菅田さん。これまで活動を続けてこられたモチベーションは何なのか。また卒業後の進路は?
シカやイノシシによる獣害の一因である猟師の減少や高齢化の問題解決のために始めた「わなオーナー制度」についてもお話をうかがいました。
2019年7月4日・11日放送
−(マイナス)1歳の命と向き合い方〜出生前検査とサポート〜
ゲスト 林伸彦さん(NPO法人「親子の未来を支える会」代表理事・産婦人科医)
MC 堀口ミイナ
・胎児に病気や障害を告げられた家族へのサポート「親子の未来を支える会」
・林さんがサポートを始めたきっかけ「妊婦検診中、ふとしたきっかけで…」
・赤ちゃんの約25人に1人の割合で形態異常が見つかる
・胎児に異常が見つかった時、医師としての苦悩「伝えるべきか否か」
・出生前検査、日本と海外の違い「女性の知りたい権利」
・出生前検査=命の選別という議論、前に進めるために…
「我が子の健康を願うことと、障害があることを差別することは本質的に違う議論」
・「親子の未来を支える会」の活動
→同じ境遇の家族をつなぐピアサポート「ゆりかご」
出生前検査に関する家族へのブックレットを作成中!
今回のゲスト、林伸彦さんは現役の産婦人科医として
日本で年間約100人の赤ちゃん、妊婦さんと向き合っています。
そんな林さんが、「親子の未来を支える会」を立ち上げたのは2015年。
通常の妊婦健診でお腹の赤ちゃんに病気を見つけた際、
そのことを妊婦さんに伝えるべきか、否か迷った経験からだったといいます。
林さんが強く感じたのは、「伝えた後のサポート」。
妊婦さんや家族の悩みの原因は何か、どんな情報を求めているか。
医師として出来ることは何か。迷い、悩んだ挙句、
2016年にこうした「出生前検査」のサポートシステムに精通する
イギリスに留学。多くのことを学びました。
そこで年間2000人の赤ちゃん、妊婦さんを診ながら
実践的な医療だけでなく、国で取り組む社会福祉制度のことなど
多くのことを学んだといいます。
「赤ちゃんに病気や障害があっても、妊婦さんや家族が不安にならず、
赤ちゃんに出産前から向き合える仕組みを作りたい」
林さんが目指す思いは今、多くの妊婦さんや家族への賛同を呼び、仲間を増やしています。
まだ生まれてくる前の、お母さんのお腹にいる小さな小さな
”マイナス1歳の命”。まだ見えないからこそ悩むし、難しいと思う。
しかし、生まれる前にとことん向き合ったからこそ、
新たに見えてくるものがある。
そんなことを考えさせてもらえるお話を、林さんからじっくりお聞きします!
2019年7月16日・23日放送
ネットメディアの価値観を『ゆっくり・深堀り』へ
ゲスト 瀬尾傑さん(スローニュース株式会社代表取締役・JIMA代表理事)
MC 徳谷柿次郎
・調査報道とは?
・「速さ重視のファストニュースの問題
・より「じっくり掘り下げた」ニュースへ
・大切なのは「どんなネット社会にしたいか」
・「読者・視聴者」と「ジャーナリスト」のギャップ
・廃刊が相次ぐアメリカの地方紙
・JIMA(インターネットメディア協会)って?
・気になったニュース
2019年7月18日・25日放送
今注目の“電子国家”エストニアに移住して会社を設立した26歳に聞く“エストニアってこんな国”
ゲスト 齋藤アレックス剛太さん (SetGo共同創業者・エストニア在住)
MC 堀口ミイナ
・アレックスさんとエストニアの出会い
・外国人でも簡単になれる、エストニアの「電子国民」っていったい何?
・エストニアで会社を作るのはSNSのアカウントを開けるようなものってどういうこと?
・アレックスさんが共同で創業した会社「SetGo」ってどんな会社なの?
・実はスカイプを生んだ国、エストニアが第2のスカイプを輩出するために作った新しいビザとは
・自国をブランディングするってどういうこと?
・「電子国家」なのにそれを感じさせない国エストニア
・3か月後に死ぬかもしれない!という状況になったアレックスさんの人生最大の壁とは
・電子国家エストニアで生活する26歳の会社経営者が考える日本のデジタルファースト法
・アレックスさんにエストニア行きを勧めたのは実はこんな人だった
行政サービスの99%が電子化されたエストニアでの暮らしって、どうやら私たちが想像するようなサイバーな暮らしではないみたい???
エストニアで暮らすアレックスさんの日々の生活のことや、日本も目指す「電子国家像」は理想郷なのか?等々感じていることをいろいろお話してもらいました。