まちカドまぞく 2丁目

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Interview

第12話終了後 キャスト座談会
小原好美(吉田優子/シャミ子役)× 鬼頭明里(千代田桃役)×
髙橋ミナミ(リリス役)× 高柳知葉(陽夏木ミカン役)

第12話終了後 キャスト座談会

——ついに最終話を迎えてしまいました。

鬼頭 第12話にして新キャラが登場……これはもう、第3期やるしかない!と思いました(笑)。

(一同笑)

——第12話はいかがでしたか? みんなでミカンとウガルル(CV.ファイルーズあい)を助けることになりましたが。

小原 12話では、呪いはミカンが悪いわけではないということが描かれていたから、原作ファンの方にとっては、やっと描いてくれた!というシーンだったんじゃないかなと思います。アニメから見ている方は、そういうからくりがミカンにあったんだ!って、結構衝撃と発見があったと思うんです。
なので、ここで第2期を終われるのは、気持ちがいいなって思いました。きっとこのあと、映像では見ることができないけど、ミカンとみんなとの関係性が深まるんだろうなって思ったので。
ミカンも、クラスメイトが協力してくれたのは嬉しかったでしょうし、それこそ収録をしていて、ミカンとウガルルがやり取りしているところで、ちょっとだけ微笑みのアドリブを入れてくださいと言われたんです。そこにも桜井弘明監督のこだわりと愛を感じましたし、みんなミカンのことが本当に好きなんだなぁって思いました。

——鬼頭さんはいかがでしたか?

鬼頭 やっぱりウガルルが良かったです! 桃にとっては、ずっとミカンの呪いは迷惑なものだったので。

高柳 特に迷惑を被っていた側だからね(笑)。

鬼頭 でも、あんなかわいらしかったんだ!って私は思ったんですけど、それでも桃は謝罪を要求するんだ!って思いました(笑)。圧強めで言っていましたけど、ミカンに「あの子は器のでかい魔法少女だから大丈夫よ!」と言われて、「え? ちょっと」ってなっているのを見て、結構根に持っているんだなって思いました(笑)。

——髙橋さんはいかがですか? ごせんぞも大活躍でしたが。

髙橋 第11話ですべての人が優しさや愛を持っていると話したんですけど、ウガルルもそうなんですよね。ミカンを守りたいという愛があってやっていたことが、結果として呪いとなって発動していただけなんですよ。やり方は間違えていたかもしれないけど、誰かに対する愛からくるもので動いていたんだなぁって思ったし、この作品が優しさや愛からできていることを、第12話を通して知ることができた感じです。
ごせんぞも桃をからかったりしていますけど、しばらく人と話していなかったこともあって、みんながコミュニケーションを取ってくれるから、それに対する親愛の情がたくさん湧いてきていたんだと思うし、最終話は、一緒にミカンを助けるという形で、みんなの愛がひとつの方向に向かったのを見ることができたので、『まちカドまぞく 2丁目』は、すごく良い話だったなぁって思いました。

高柳 そもそもの呪いの原因も、お父さんからの愛ゆえのものでしたから。誰も悪くないというか。まぁ、お父さんはちょっと悪いですけど(笑)、根本の思いを考えれば誰も悪くないんです。でも、人を傷つけてしまうという矛盾みたいなものが描かれていたんだなって。

——それを考えると、ミカンは結構大変な過去があったんだろうなぁって思いました。

高柳 好きな人であればあるほど、自分のそばに置きたくないですからね。でも、好きな人たちとは一緒にいたいじゃないですか。だからすごく大変だったんだろうし、それがなくなって本当に良かったなと思いました。

——髙橋さんは、ウガルルの印象はどうでしたか?

髙橋 私、ファイルーズあいちゃんとは一緒に録れなかったんですよ。だから実は声を聞けていなかったんですけど、帰るときに、3丁目で会おうな!っていう気持ちも込めて、「じゃあね、ウガルル!」って言って出ていったんです。

小原 言ってた!(笑)

髙橋 それに、「ンガガガ」って言ってくれたから、私が最初にウガルルの声を聞いているんです(笑)。

小原 ウガルルの初ボイスは、この(インタビューをしている)ロビーでしたね(笑)。

髙橋 一番最初に声をいただいた身としては、期待通りのキャラクターだったな!と思いながら帰っていました(笑)。

高柳 まだ何の調整もしてないウガルルの声ね。

髙橋 そうそう(笑)。何の調整もしていないのに私が最初にいただきました。

——ウガルルも消えなかったし、ミカンの問題も解決したし、本当にいい最終回でした。

高柳 この町に来たからこそ、乗り越えられたので、この町に呼ばれて良かったなって思いました。ここからやっと素直に、恐れることなく優しい人たちと一緒に生きていけるんだなぁっていう嬉しい気持ちで『まちカドまぞく 2丁目』を終わることができました!

——4人による座談会は、『まちカドまぞく 2丁目』のBlu-rayの最終巻に収録される予定ですが、最後に一言ずつメッセージをお願いします。

小原 2期ができたのは皆さんの応援のおかげです。最終話まで駆け抜けてきて、『まちカドまぞく』が温かい物語であることと、たくさん出てきたキャラクターの誰一人欠けてはいけないんだなって思いました。私たちもより『まちカドまぞく』への愛が深まりましたし、皆さんも何度も『まちカドまぞく』の世界に触れていただきたいです!

髙橋 私たちって、アニメのことを語ることがあまりできないんですけど、インタビューなどで語らせていただいて嬉しかったです。原作もまだ続いていますし、アニメもこの先があるのではないかなという終わり方だったので、私たちも期待しています! 本当にありがとうございました。

高柳 夢に描いていた第2期を、皆さんと一緒に駆け抜けることができて嬉しく思います。ここまで来れたのは皆さんのおかげです。原作を読んでいる方は続きが見たいでしょうし、まだ気になるところもたくさんあったので、皆さんの発信力が必要です! より多くの人に作品が広がって、その先に繋がってくれれば何よりです。

鬼頭 『まちカドまぞく 2丁目』までこれたことがありがたいし、それは第1期のときから応援してくださった皆さんのおかげです。少し間を置いての第2期だったので、少し不安もあったんですけど、みんな第1話からめちゃめちゃ盛り上がってくれて、改めて愛されている作品なんだなと思ったし、その作品に携われていることが嬉しかったです。原作ともども、アニメも応援していただき、みんなで第3期に行きましょう!

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