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リザ役:甲斐田裕子さんインタビュー

 リザのキャラクターとして、若い少女的な面を意識していたんですが、それよりも、名前通りのワイルドな感じとか、男っぽさやヤクザっぽさを「出せ!出せ!」と、最初のうちにキャラクターを作っていくときに指導されました。
そのおかげで、だんだんキャラクターが掴めつつあります。今日の収録も、最終的には楽しく、「わー!」とか「あぁー!!」とか気持ちよく叫び声が出せました。これから先が楽しみです。

 リザの魅力は、直情的って言うんでしょうか。なんかこう、こうだ!と思ったらそれが全部すぐ行動に出るっていう潔さが、格好いいなぁと思うし。冷静に考えるところがもうちょっとあれば、もっといい人になっていけるんだろうなと思うんですけれども、だけど彼女の魅力は、兄貴を殺された!仇を取るぞ!!というような、一心に突き進んでいるパワーなのであって、これからもドンドン、いろいろと突進していってもらいたいなと思います。

 『怪物王女』には色とりどりの人達が出てきているので、その中で、主役の王女だけ、感情が無いということではなく、別格の存在というか、そういう何か、ツンツンした所があって、その周りを変な人達が囲んでいる、そのバランスが何か面白いなぁ、と思いますね。彼女の廻りで起きるドタバタなコメディな部分と、ちょっとシリアスが入った所と、それがいいバランスで入っていて、これから先どんな敵が出てくるのか、仲間がどういう風に増えていくのか、というところが、楽しみだなぁ、と思っています。

 私としてもこういうキャラクターを演じるのは、多分初めてじゃないかなと思うので、新しい試みを自分の中でしているような感じなので、そういう面でも、いつもと違った私を見てもらいたいと思います。あと、この作品が、どういう風に面白くなっていくのかを想像しながら、もちろん原作のマンガはありますけれども、それに声が入った姿を、TVの前で楽しんで笑って頂けたらなと思います。

2007.04.20