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第6話「同盟王女」

 紗和々に頼まれて商店街に買い出しに出ているヒロ。声に振り向くと、黒いワンピースを着た小さな少女と、長身のメイドが立っていた。

少女は地図を突き出し、そこに案内しろと言う。見ると地図には、姫の屋敷が記されていた。 この少女も姫の命を狙う刺客だろうか?――そういぶかしむヒロだったが、結局、屋敷に案内してしまうのだった。

その少女は姫の末の妹、シャーウッドであり、そして供のメイドはフランドルの妹に
当たる人造人間なのだった。

そうして広間には、お茶を飲み、話し始める姉妹のがあった。
聞けば、王の子供である姫達は兄弟同士で殺し合い、残った一人が次の王になる運命なのだという。それなのに何をしに来た、と問う姫に、自分達、末の姉妹が生き延びる為には同盟しかない、と続けるシャーウッド。しかし姫は、にべもなく断わってしまう――!

 不敵な笑みをお互いに交わし、そうしてその場は立ち去るシャーウッドだったが――
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