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SPECIAL

2024.5.20

第7話終了後 キャストインタビュー
沼倉愛美(愛崎ブレンダ役)

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ーー愛崎ブレンダ役は、平坂 読先生の指名だったそうですね。

沼倉:平坂 読先生が原作のTVアニメ『妹さえいればいい。』で、大野アシュリーという税理士を演じておりまして、ブレンダさんは、見た目がアシュリーにそっくりな弁護士さんなので問い合わせをいただいたんです。私としては断る理由はありませんので、ふたつ返事で受けさせていただきました。まさか、こんなふうにつながるとは思っていなかったので、嬉しい驚きでした。

ーー『変人のサラダボウル』という作品に、どんな印象を持ちましたか?

沼倉:キャラクターがかなりぶっ飛んでいて、現代なんですけど、魔術とか異世界の要素があって、サラ(CV.矢野妃菜喜)とリヴィア(CV.M・A・O)が規格外の事件を起こしてくれるんですよね。特にリヴィアさんはすごいな!と思いながら見ていました(笑)。でも、サラをすんなり受け入れる惣助くん(CV.古川 慎)も常識人だけど、ちょっと変なんだなと思いました。

あと、岐阜県が舞台になっていて、ご当地要素も入っていたり、見どころが多い作品だと思います。

ーーブレンダは、どのようなキャラクターですか?

沼倉:この段階だと、お仕事で惣助くんとサラちゃんに接することが多いんですよね。基本的には、見た目は幼いけど、しっかり仕事ができる大人で、ここから人間性がだんだん見えてくる感じだと思います。なのでこれ以降、変化が見られるかもしれませんね(笑)。

ただ今後の展開も知った上で、言ってしまうと、ある意味、普通の人だなって思いました。周りに比べると変人な部分は少ない気がしています。

ーー演じる上では、どのようなことを意識していましたか?

沼倉:私を指名してくださったということは、アシュリーさんを彷彿とさせるところが欲しかったのかな?と思ったので、最初の出番のところでは意識したんですけど、アシュリーさんを連れてくるというよりは、響きを少し意識するくらいだったと思います。 初めは見た目もあって「似ているのかな?」と思ったんですけど、どんどん違いが見えてきたので、そこからはあまり気にしなくなりました。実際、アフレコでも演技については何も言われていなかったです。会話のテンポを大事にしている作品だったので、決まっている尺を大事にしてほしいということくらいでした。

あと、アフレコをみんなでできたことは大きかったです。

ーー大人数でのアフレコはどうでしたか?

沼倉:ブースの中が賑やかで、懐かしい感じがしました。プリケツ役の大地 葉ちゃんとは結構付き合いが長くて、私が初めてアニメのオーディションに受かったくらいの作品でご一緒しているんですよ。最終話で席が隣になったとき、そう言えば、あの作品の舞台も岐阜だったよねって話をしたので、10年ちょっと経って、岐阜に戻ってきたのかって、感慨深くなりました(笑)。 でも、合間にそういう雑談ができることも、ここ数年はなかったので嬉しかったですし、古川 慎くんが折々で、全員に聞こえるように話題を投げてくれて、みんなで笑い合うことができたので、すごく空気を作ってくださっていたなと思います。

ーー第7話では、サラの戸籍問題になっていきました。

沼倉:惣助くんの実の子供なんじゃないかという疑惑も上がっていましたけど、惣助くんが本気でサラちゃんのことを考えていることは確かなんですよね。ブレンダとしても、恋愛に持っていくことに足踏みしていたところで、サラという存在が現れてしまったので、さらに大変になってきたし、ここから「始まった」感じはありました。

ーー閨 春花(CV.真野美月)と一緒に仕事をするシーンもありましたね。

沼倉:ここでブレンダさんと閨さんがつながっているんだということがわかるので、彼女は依頼内容によって探偵事務所を選んで仕事を振り分けているんだなと思いました。この掛け合いのセリフのト書きで「頬を赤くして少し恥ずかしそうになり」と書いてあったので、意外とそういう(大人の恋愛)面に疎いんだなっていうのが見えたので、ブレンダさんってそういう人なんだとわかってもらえたと思います。

ーー閨さんも、ライバルになりそうでしたね。

沼倉:不倫とかの仕事をよく取り扱っているはずなのに、頬を赤らめてしまうブレンダさん。一方で大人の恋愛を駆使して別れさせ工作員をしている春花ちゃんという対比がいいんですよね。2人の関係がこのあとどうなっていくのかも、楽しみにしていてください。

ーーでは、ここまでで、好きなキャラクターを教えてください。

沼倉:みんな良いんですよね!その中でも、グッと空気を変えてくれるのは鈴木さんかな。鳥海(浩輔)さんの声の要素もとっても大きくて、ちょっと他のキャラクターと住んでいる世界が違う感じがしました。あとはやっぱりリヴィアちゃんですね(笑)。トラブルメーカーっぷりも素晴らしいんですけど、きっと彼女に救われた人もいっぱいいて、鈴木さんも、皆神望愛さん(CV.藤田 茜)もそうですよね。だからサラとは違う求心力があるのかなって思っています。

ーー最後に、第8話以降の見どころを教えてください。

沼倉:惣助くんの人となりが深まる話数だと思います。惣助くんが物語の中心にいる意味、みたいなところがより理解できる回になっているので、楽しみにしていてください。

ブレンダさんでいうと、この先どんどん皆さんに好きになってもらえるんじゃないかなというくらい、かわいらしい姿がたくさん見られると思いますので、最後まで見ていただけたら嬉しいです。

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