あらすじ
あらすじ
世界を滅ぼすドラゴンが求めるのは―― つがいとなる「Dの少女」。
25年前、突如現れたドラゴンと総称される怪物たちにより、世界は一変した――。
やがて人間の中に、ドラゴンの力を持った“D”と呼ばれる異能の少女たちが生まれる。
世界で唯一の男の“D”である少年・物部悠は、“D”の少女たちが集まる学園・ミッドガルに強制的に送り込まれた。
偶然、学園生の少女イリスの裸を見てしまい、さらに生き別れの妹・深月と再会した悠は、この学園に入学することになり……!?
落ちこぼれの少女と、最強の暗殺者になるはずだった少年が、世界を脅かす7体のドラゴンに挑む――!
第12話 アンリミテッド・ファフニール
- 脚本:江夏由結
- 演出:高橋 順
- 絵コンテ:高橋 順
赤のバジリスクのつがいに選ばれ、竜紋が反応するティア。このままでは彼女はドラゴンになってしまう。
それを防ぐためにバジリスクを倒すか、ティアを殺すか――。悠はひとつの決断を下す。
バジリスクを攻撃する作戦がはじまった。
「俺は……お前を人間だと思ってる」
第11話 天墜のミストルテイン
- 脚本:江夏由結
- 演出:矢野孝典
- 絵コンテ:水野和則
悠たちの作戦は失敗した。船に退避すると、一同は火山島から離れる。
バジリスクは赤い閃光を放つと、火山島をも消し去ってしまった。船の中でバジリスクの攻撃バターンを映像で確認する悠。すると、悠はバジリスクの攻撃にひとつのパターンを見つけるのだった。悠はその攻撃を実現するために、かつての上官ロキに連絡を取るのだった。そのとき穂乃花がティアを捕え、その命を奪おうとする。
「お前を絶対にひとりにしない」
第10話 赤色のカタストロフ
- 脚本:江夏由結
- 演出:ワタナベ シンイチ
- 絵コンテ:高橋知也・黒瀬里美
- 作画監督:深野敏彦
バジリスクを撃退するため、深月たちは出撃する。
深月とアリエラ、フィリルと穂乃花、リーザとレン、そして悠とイリス。
リバイアサンを倒したときに身に着けた力、アンチ・グラビティ(反重力)を悠はバジリスクに立ち向かう。しかし、バジリスクの動きは止まらない。
バジリスクが近づいてくるたびに、ティアは苦しそうにもだえるのだった。
「前にも言ったろ? イリスはいつも、俺の想像を遥かに超えていくって」
第9話 絶海のフロントライン
- 脚本:江夏由結
- 演出:伊藤史夫
- 絵コンテ:ワタナベ シンイチ
- 作画監督:林菜徳
バジリスクが到達するまで、あと3日。無人島に移動した一同は、火山島で鋭気を養う。そのころ、ニブルでは対バジリスク用の大型兵器を開発。その新兵器で火山島ごしにバジリスクを迎撃することになった。
バジリスクの能力とニブルの新兵器――はたして戦いの決着はどうなるのか?人類の命運をかけた作戦が開始された。ティアは心配そうにその作戦の行方を見つめる。
「応援されたらやる気が出る。やる気があれば普段以上の力が出せる。そういうもんだ」
第8話 侵攻のバジリスク
- 脚本:江夏由結
- 演出:佐藤和磨
- 絵コンテ:吉田泰三
- 作画監督:飯飼一幸・ 藤田正幸
かつてミッドガルをドラゴン・紫のクラーケンが襲撃したとき、深月はひとりの親友を失っていた。今でもその辛い思い出は忘れることができない――。
いよいよ赤のバジリスクが海を渡りはじめ、ミッドガルに接近しつつあることがわかった。バジリスクの目的はティア。一同は無人島に移動し、バジリスクを誘導したのちに、島ごと爆破するという作戦を立てる。そのときに新たな転入生・立花穂乃花がやってきた。
「深月がミッドガルに来てからの3年間……そのことを教えてほしい」
第7話 スカーレット・イノセント
- 脚本:江夏由結
- 演出:高橋 順・矢野孝典
- 絵コンテ:高橋 順
- 作画監督:重松晋一・飯塚葉子・相坂直紀・菊川孝司
不死身のドラゴン・青のヘカトンケイルがミッドガルを蹂躙する。
深月たちは力を合わせて、青のヘカトンケイルを海へ押し出していく。
そのとき悠は、正体不明のドラゴン・緑のユグドラシルと対話し、青のヘカトンケイルを倒す力を取引しようとしていた。
ユグドラシルが力の代償に求めたものは、悠の記憶。
悠は大事な思い出を守るために、ひとつの決断を下す。
「これ以上大切な思い出を――想いを、 俺は失いたくない!」
第6話 紅翼のティアマト
- 脚本:江夏由結
- 演出:畠山茂樹
- 絵コンテ:筑紫大介
- 作画監督:武本大介・ 森悦史
不死身のドラゴン・青のヘカトンケイルがミッドガルに突然出現した。
深月は、兄の悠に撃退を依頼する。かつて悠は正体不明のドラゴン・ユグドラシルと取引し、青のヘカトンケイルを消滅させたことがあるのだ。
深月の願いに応えるべく、再び戦うことを覚悟する悠。
そのころ退避しているティアを、キーリが襲撃した。
リーザは、ティアを守るためにキーリと対峙する。
「約束したよな……俺は消えないって……!」
第5話 禍焔のムスペルへイム
- 脚本:江夏由結
- 演出:高橋知也
- 絵コンテ:高橋知也
- 作画監督:粟井重紀池・田志乃
ティアを取り戻すために、ドラゴン信奉者の団体が動きだした。ミッドガルに敵対する『D』――キーリが暗躍をはじめたという。悠はその状況を知り、緊張感に顔を曇らせる。
そのころティアはクラスメイトたちともなじみはじめていた。
だが、あくまで自分はドラゴンだと言い続ける。
悠は必死の説得で、彼女の人間らしさを取り戻そうとする。
「俺はティアに、人間として生きることを選んでほしいんだ!」
第4話 竜人のティア
- 脚本:江夏由結
- 演出:安藤 良
- 絵コンテ:安藤 良
- 作画監督:深野敏彦・林 菜徳
学園に転校生がやってきた。ひとりは角を生やした赤毛の少女・ティア。
もうひとりはメガネに三つ編みの穂乃花。ティアの竜紋はすでに変色しており、『赤』のバジリスクと呼ばれるドラゴンに見初められていた。
自分はドラゴンだと言い張るティア。悠はティアのサポート役に任命される。無邪気に悠の身体へ抱きつくティアに、気が気ではないクラスメイトたち。
ティアは学園のみならず、悠の部屋にまでついていくのだった。
「風呂は、ひとりで入ってくれないか?」
第3話 咆哮のファフニール
- 脚本:江夏由結
- 演出:齋藤昭裕
- 絵コンテ:齋藤昭裕
- 作画監督:山崎 愛・近藤瑠衣・相坂直紀
ミッドガルにいた『D』の少女たちが、『白』のリヴァイアサンと戦う。リヴァイアサンは斥力場――アンチグラビティを発生させて攻撃を一切受け付けない。
そのころ、悠はミッドガルに潜入してきた特殊部隊と対決していた。島の混乱を止めた悠は、3年前にドラゴンを撃退したときの記憶を思いだす。
迫りくるリヴァイアサン。彼の秘められた力がついに覚醒する。それは「ファフニール」と呼ばれた力だった。
「あのときよりも、強い力が必要だ!」
第2話 白のリヴァイアサン
- 脚本:江夏由結
- 演出:矢野孝典
- 絵コンテ:山本秀雄
- 作画監督:武本大介・森悦史
ミッドガル内に警戒レベルCの緊急警報が鳴り響く。
『白』のリヴァイアサンと呼ばれるドラゴンが島へ迫っていた。ドラゴンに見初められた『D』の少女は竜紋が変色し、やがてはドラゴンになってしまうという。
ミッドガルの防衛機構を突破し、迫りくるドラゴン。悠は竜紋が浮かび上がった少女を前に決断を迫られる。ドラゴン化する前に少女を始末するか。
それとも迫りくるドラゴンと対決するのか。
「俺がイリスを――殺してやる」。
第1話 竜園のミッドガル
- 脚本:江夏由結
- 演出:筑紫大介
- 絵コンテ:高橋 順
- 作画監督:飯飼一幸・藤田正幸・相坂直紀・池田竜也
25年前、何の前触れもなく世界を蹂躙する巨大生物が現れた。人々はその常識外の怪物をドラゴンと名付け、恐れた。やがて、人間の中にドラゴンと同様の力を持つ者が生まれはじめた。人はその存在を『D』と呼んだ。
世界でただひとりの男の『D』――物部悠はミッドガルへ送られる。そこは『D』の少女たちが隔離されている島だった。『D』の少女イリスと出会い、妹の深月と再会した悠は、そこで少女たちと学園生活をおくることになる。
「物部悠です。ふつつか者ですが、よろしくお願いします」。