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現場報告書

56一號と蘇我と正木の死闘(2014.03.16)

正木との死闘を終えた「S」、正木本人の確保には至りませんでしたが人質は無事に解放されました。誰も死ぬことがなかった、それはとても喜ばしいこと。
降り注ぐ銃弾、突破口はどこにあるのか見えないNPSの救援に駆けつけてくれたのは、蘇我さんをはじめとするSAT狙撃班でした。

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歓迎会だってまだなのに

こんなときでも口にするのは日常のこと。こんなときだからこそ、明日の約束をしていたい。
向井さん「剛が『Go!Go!Go!Go!』ってチームを誘導していくの、ちょっと面白いよね。」
綾野さん「うん、それ自分もちょっと思った。」

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いざ正木と対決!

いよいよ対峙した「M」。激しいアクションが待っていたため、向井さん、綾野さんは入念に体をほぐしてアップしています。「S」の撮影のために身体を作って、ずっと筋トレをしてきたお二人、空いている時間はいつも筋トレをしているストイックさでした。このシーンが集大成、いざ正木との勝負!
いきなり蘇我さんが撃たれて倒れ込んだところにやってくる正木、それでも折れるわけには行かない、悪は憎んで当然のもの、強く強くその眼光で射抜いてしまえるほど…

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絶対に赦さない

倒れ込むシーンなどには危なくないようにリハーサルではマットを敷いていますけれど、本番では当然ありません。このあとさらに蹴り上げられてしまうのですが、さすがに本当に蹴ったら大変なことになってしまいますので、アクションの先生が手にズボン、靴をはめてアップで撮影します。
カメラの位置を確認しながら、どうすればクリーンヒットに見えるか、綾野さん自ら調整!

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カメラがこうだから
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思い切りどうぞ!

逃げ場のない直接対決。自分に向けられた銃口、その先に蘇我さんは何を見たのか。正木の後ろには「銃は撃たない」と言っていたはずの一號くんが銃を構えて…
「撃たなくていいなら撃ちたくない」向井さんはそう言っていました。それはきっと一號も一緒。撃ったら死んでしまうかもしれない、それでは自分を裏切ることになってしまう。

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引き金を引くのか

蘇我さんの手元には銃はありません。だけど、その強い意志に目を離したら何が起こるかわからない…にらみ合ったまま、絡み合う視線、そして後ろには一號くん。前門の虎、後門の狼とはまさにこれ、さあ正木覚悟!
オダギリさん「視界の端に一號を入れたいので、どっちも気になりますし、蘇我の銃を拾ってしまうと両構えになって面白い人になっちゃいます。」
綾野さん「うわ、それ新しいですね!」

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こっちから
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こっち見て
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どうしよう(笑)

ということで、蘇我さんの銃は拾えないくらいのところに飛ばされてしまうことになりました☆
一號くんはそれでも銃を撃ちませんでした。静かに足元に銃を置く一號くん。

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やっぱり撃たない

蘇我さんはそのときどう思ったのでしょう。悪を目の前にして、ここまでされても制圧することを拒否するのか、このままでは二人とも無事では済まないかも知れない、でもそれは一號くんが蘇我さんを信じていたからなんです。
向井さん「このあと蘇我に渡すので、ていねいに扱いたいです。PKみたいに蹴ればきちんと届くと思います。」
今回は秋さん救出作戦のときのように打ち合わせはありません。お互いを信じて、あうんの呼吸で向かう一號くんと蘇我さんのコンビネーションは素晴らしかったです!そして、この「銃をPKのように蹴って届ける」という、向井さんと綾野さんのコンビネーションも素晴らしかった!さすが元サッカー部の向井さん、狙い外さずできちんと綾野さんの手元に届きます。

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PKは任せて

蘇我さんの銃は悪を撃ちぬくためのものでした。でも、一號くんに会って、共に過ごして、少しずつ認め合っていくうち、蘇我さんに新たな想いが芽生えたんだと思います。信念は変わるわけではない、違う信念も受け入れられるようになったということ。信じることの難しさ、それと同じくらい変わることは難しい。変わらなくてもいい、ただ受け入れてくれれば、新しい道が見えてきます。まさか、蘇我さんが「確保」という言葉を発するとは、正木も驚いたことでしょう。蘇我さんの銃口は、やはり悪に向いているけれど、それは止めを刺すためだけではなく、目の前の仲間を守るために向けられるものとなりました。

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仲間を守る

そして一號くんの信念のこもったこぶし。凶悪犯であっても、死なせてしまっては理由も何もわからない。憎むべき犯罪者、赦すことはないけれど、それでも死なせることはしない。
向き合う正木へ渾身のパンチを打ち込みますが、勢いづいているので台に乗って上から飛び掛る感じで撮影します。

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振りかぶるようにして
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チームワークにやられたね

爆弾を投げつけられて、正木の確保よりも蘇我さんの命を優先した一號くん。蘇我さんは撃たれていますから、自由には動けません。とにかくここから離れなければ!
向井さん「どうやって運びましょう。」
監督「撃たれてはいますけれど、蘇我だって訓練積んだ人だから、肩を貸せば何とか動けると思います。」

そして連れて行こうとしますが
向井さん「…」
綾野さんが動いてくれない!そのまま引っ張ってもらおうとして、それを力づくで引っ張っていく向井さん。
こらこら綾野さん、横着しないで自分で立つ!

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だって足撃たれてるんだもん

大切な人、大切な仲間。絶対に死なせたりなんかしない。イルマちゃんの歓迎会、蘇我さんの送別会、日常の明日の約束をしよう、そして生きて帰ってまたみんなでごはんを食べよう。守るものはいつもの日常、誰かが悲しんだりしないように、だから「S」が存在する。
命がけで守る人を命がけで演じた、命がけで撮影した。最終回の「S」が皆さんの心に大切なことを残してくれていたら本当に本当に嬉しいです。
こちらの現場報告書では、撮影を終えた皆さんのオールアップの様子を少しではありますがご報告していきますので、またサイトに遊びにきてたくさんのメッセージを送ってください。

(写真)
仲間がいるからこぶしだけで闘える

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