ボクサー、そしておまわりさんと異例の道程をたどっている一號くんに対して、蘇我さんはこれ以外の道はないだろうというSATへの王道を歩いてきました。
どうでもいいのですが、「Super Sniper SOGA」。「第3のS」というタイトルにちなんで「S」を3つ入れてみたのですが、分かっていただけました?(←どうでもいい)
一號くんは、原作とはちょっと設定が違うのですが、蘇我さんはそのままです。
原作ページに、コミックスの原作者・小森先生と作画の藤堂先生が撮影現場にいらしたときのコメントを掲載していますが、お二人ともスナイパー姿の蘇我さん=綾野剛さんをご覧になって「そのままだ!」と大絶賛!
朗らかな一號くんに対して、蘇我さんは常に冷静です。演じていらっしゃる綾野さんも真面目で真摯に役に取り組んでいらっしゃいますが、とても朗らかな方です。
談笑と言っても、SATについての質問とか、すごくまじめなお話も。蘇我さんは「天才的スナイパー」ということですので
綾野さん「きちんと身体に叩き込んでおかないと、不自然に見えてしまうから、そうならないようにしないと」
と早くから専門の先生のところにトレーニングに行っていました。
距離のあるターゲットにはライフルを使います。持ち運び用のケースがそのまま腹ばいになるクッション(?)になるそうで、そんなこと初めて知りました…
スナイパーはターゲットから、目を離すことは出来ませんし、ものすごい集中力が必要になるそうで、まわりの状況を確認するバディとして、スポッターと呼ばれる人が必ずついています。
セッティングから構えまで、流れるような動作。うう、こんな人に狙われたら怖いなあ。スコープからターゲットを捕らえて、狙いがたがわないようにするには銃身をぴったりとほっぺたに押し付けないといけないそうです。
綾野さん「顔の形が変わるくらい、ほっぺたにぐっと押し付けるんです。」
え、そんなにぎゅっと!?綾野さんの顔がへしゃげちゃったらイヤだなあ、と素人のわたくし思っていたのですが。
…かっこいい。すみません、超かっこいいです。「カッコよさそうに作る」と、きっとこんなにカッコよくはならない「リアルを求めて、真実の形に近づける」、だからこそこんなにカッコいいんです。
もう一つ、原作ありきのリアル。原作での蘇我さんは目元に泣きボクロがあります。それも二つ。
綾野さん「ほくろ、原作通りにちゃんとふたつ描いています。ちゃんとほくろとして見えるか、メイクさんがとても考えてくれていい形で描けていると思うのに、誰も何も言ってくれなくてちょっと寂しい…あまり気にならないのでしょうか…すごく印象的なのに!!」
いえいえ気づいてますとも!あまりに自然で、似合っていて、あえて話題にしていないだけ!
いろんなこだわりがあちこちに詰まった「S-最後の警官-」、特殊部隊ならではの内緒のことも多いですが、その中で描かれる真実、形を越えたカッコいい生き様、ドラマとしての見せ場など盛りだくさん、まだまだお伝えしていきますので、どうぞご期待ください!!