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現場報告書

48病めるときも健やかなるときも信じた先に幸せが(2014.03.02)

速田さん、優子さんおめでとうございます!苦難を乗り越え、きっと幸せになってくれるはず!
本当に苦難の道のりでした。でも、速田さんがそれだけ信じる人、人として、そして警察官としての目も正しいものを持っている速田さんを信じたのはやはり仲間たちでした。「クロに近いからクロになるものを探す」のではなく「クロに近いけれどクロになっていないシロの部分を探す」と言って動いてくれたNPS。仲間とは家族とはそういうもの。

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俺たちも協力します!

辞表まで用意していた速田さん、もちろん香椎隊長がそんなもの受け取るはずがありません。
大森さん「こういうのって、どうすればいいんだろう。捨てちゃう?…とりあえず引き出しにでも入れとこう。」
そうですよね、香椎さんには必要ないものですけれど、速田さんの覚悟なわけだし…

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困ったなあ

捜査権を持つNPS、中でも「サッチョー1の切れ者」香椎隊長、ここで頭脳戦発揮です!あの中途半端な身代金の金額の意味、まさか犯人たちの年収がベースになっているとは…全国の保育士さん、どうか頑張ってください!
この年収と犯行時の就労年数と、と計算していく香椎さん。俳優さんに向かって大変失礼なんですけれど、数字に弱いHPスタッフ、すらすらと書いていく大森さんに脱帽!というか、セリフとして覚えていらっしゃるのかも知れませんけれど、あの細かい数字を覚えるのって相当大変だと思うんですが…

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2,380万+1,755万+855万=4,990万

黒板とかホワイトボードって、面が縦ですので結構書きづらい…しかも上には写真が貼ってあるのでどんどん下に下がっていってしまった!

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もっと上から書けばよかった

NPSの仲間たちも走ります。優子さんが犯人ではないのなら、防犯カメラに写っていた人を探せばいい。
向井さん「あれ、梶尾さんはいつもの服なんだ。」
高橋さん「捜査でポインターつれているからスーツだと目立っちゃうから、ずっとこれなんだ。」

うう、またあのかわいい犬ネクタイが見られるかと思っていたのに、残念ながら梶尾さんはいつもの服のままでした…

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ぼくも私服姿がいいなあ

ポインターの活躍もあって、証拠を見つけた一號くんと梶尾さん。捜査本部に戻って証拠物件を広げますが、どうやって袋から出そうかという話になりまして。実はまだ、この前の証拠物件発見シーンを撮影していないので、どうやって見つけるのかイメージでしかなかったんですね。
向井さん「きっと見つけたときにきちんと見せると思うので、ここでは勢いづいているし一気に出したいです。」

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一つずつじゃなくていいですよね?

そしてバサっと袋の中身を開けると
「ああ!!」
向井さん「え、なんでみんなそんなびっくりするんですか?梶尾さんまで!一緒に見つけてきたでしょ!」

なんとなく、一號くんの勢いにやられたというか…でも、自分でやろうと始めたことだからと、リハーサルのたびにきちんと袋に自ら戻してくれる向井さんの気遣いが嬉しいスタッフたちなのです。

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だって自分で提案したことだし

手をとって、どこまでも信じて、そして結ばれる二人。二度目のプロポーズは警察から帰る道すがらの川沿いでした。
スタッフ「きらきらしてるよ!これ、屋外チャペルでしょ!」
そう、そうなんですよ!ここは二人が永遠の愛を誓うチャペル、暗い夜を美しく彩るライト、ここで行われるのは「結婚式」です。…ん?監督とカメラマンさんが何かしている、どうやらイメージトレーニングをしているようなのですが

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美しくない!!

周りのスタッフ、みんな爆笑!しかしそんな中、笑ってられない人が。
平山さん「うわあ、今回最後の最後まで照れる!どうしよう、ものすごく緊張してます!キスシーンってどれくらいやればいいんですか!?」
監督「結婚式の誓いのキスくらいで。」
平山さん「これ、みんな遠目で見てるんですよね、このあとぼくはどうしたら…間がもたないんですけど!」
監督「ドラマの中ではこれが結婚式ですから、新婦の手を引いて共に家路に、みたいに向こうに歩いてください。ここは照れないでやってくださね。」
平山さん「あああ当たり前ですよ!ここは『S』じゃない、『S』ということを忘れて演じるんだ!!」

平山さん緊張しすぎ!速田さんというキャラクターを理解していて、きちんと作りこんでいる平山さんは、ふだんの芝居作りはとても早いです。今回、仕事ではないパーソナルな部分のお芝居ですので、そのギャップ、速田さんらしさとどうバランスを取ろうかと入念に作りこんでいらっしゃいました。

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二度目だからものすごい決意で!

大人の恋は直球でした。でも、大人になればなるほど、しがらみも増えてきて、自分の気持ちを素直に口にすることは難しいと思います。もし失敗したら、もしこれで壊れてしまったら。でも速田さんはその怖さにひるむことなく、まっすぐ優子さんの手をとってくれました。
平山さん「速田は本当にストレートにものを言う人ですよね。優子さんは少し古風かな、でも速田も古風なところがありますし、うまくいってくれるんじゃないでしょうか。」
平岩さん「こんなふうにストレートに来られたら、きっとものすごく幸せですよね。」

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そうでしょう、そうでしょうとも!!

こんな殺伐とした日常に身をおいているからこそ、安らげる人と共に進みたい。大切な仲間たち、大切な人、どこまでも信じて守るその覚悟を示してその手を取って。どうか二人の未来に幸あれ。

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