banner_AD

現場報告書

42自分の居場所を探してる人、大切なものを守るために走る人(2014.02.21)

バスジャック事件発生から数時間、犯人もじれてきますし、人質の張り詰めた緊張、精神力もどんどん消耗していきます。
犯人の秋人くん。一体動機は何なのでしょう?一緒に暮らすお父さんとは没交渉になっていてまったく会話もないとのことですが、そこらへんに何か理由が隠されているのでしょうか。
秋人くんは体に手作り爆弾を巻きつけています。それは覚悟かそれとも何か訴えたいことがあるのか。

(写真)
目的は一体

この爆弾はもちろん作り物で本当の爆弾ではないのですが、こういう装飾道具といえばやはりこの人、第1話の盾をたくさん作ってくれた盾田さんこと武田さんが大活躍です。
美術さん「これくらいの本数だと、上着の前をしめて見つからないと思います。」
監督「どれどれ。」

(写真)
…ボタン締まらないけど。

衣装さん「あれ、じゃあもう少し大きめの上着用意しないとダメかな。ぼく、秋人役の若葉くんと同じくらいだしちょっと貸してみて。」

(写真)
これくらいなら締まるよ

美術さん「悪かったな、ぼくのほうが太いってことだろ!!」
いえいえ、ハードな撮影をスムーズに進めるためには美術チームの力が大きいです!あまりの忙しさにやせ細ったりしちゃったらむしろ心配、いつもの爆田さん(盾田に続く今回のあだ名)でいてください!
第7話はカーアクション始め、久しぶり(?)にアクション満載なのですが、犯人・秋人くんのお父さん廣田春樹さん役・大河内浩さんも説得のため殴られたり倒れたり走ったりと、それはそれはハードな撮影に挑みます!

(写真)
倒れる!

お父さんの苦悩、それは古橋さんにもまったく同じように当てはまること。犯人の父親、人質の父親。どちらも自分の息子とすれ違ったまま、このままではいけないと分かっていても、正面から向きあうには勇気がいるんです。

(写真)
どうしたらいいんだ

いつ起爆装置を押すか、刺激してはいけませんからうかつに手を出すことが出来ません。でも、史郎くんたち人質を助けるためには何とかしないと!
説得を聞き入れずに走り去るバス、中には古橋さんの息子・史郎くんも乗ったまま、廣田さんも自分の息子の秋人くんを止めようと走る走る!

(写真)
これ以上はやめてくれ!

大切な人を追いかけて、大切なことを伝えるために。そこにあるものを見極めるため、突1・一號くんも走ります!
役者さんが動くとき、音声さんもマイクをかざしながら一緒に動くのですが

(写真)
よっしゃ行くぞ

向井さん、ふつうに足、速いんです。おかげで、マイクをかざす音声さんがついていけない!いえ、必死になって向かっていくシーンですから、もちろん速くていいんですけれどね…がんばれ音声チーム!!

(写真)
追いつかない!!

こういう長いストロークのシーンの場合、撮影は別の方向から何度も行うため、それぞれのパート以外はちょっと待っていることが多いです。
向井さん「でも史郎くんはぼくを見て声をかけるんですよね。だったら走るくらい何度でもやりますよ。」
結構、距離あります。それでも史郎くん役・山田日向くんが必死で叫ぶためには自分の姿が見えていたほうがいいからと、テスト、本番、位置替え、やり直し、すべてに全力で走ってくれました!

(写真)
走る走る!

第7話は心も体もハードなアクションが続きます。交渉の行方、爆弾の処理、蘇我さんはSATにいれば自分の狙撃の腕を存分に活かせたけれど、犯人の家族の話を聞くことなどきっとなかったでしょう。「制圧」しようとしている犯人を「心配」する「家族」。蘇我さんは犯人のお父さんの思いをどんな気持ちで聞いているのか。

(写真)
SATの作戦なら犯人の安否は二の次だ

バスジャックなんて大きな事件も、きっかけはきっと小さなフックが外れただけ。そのフックをもう一度かけなおすために、お父さんに出来ることがきっとある。自分の命よりも大切な息子、でも自分の命がなくなってしまったら息子だってきっと泣く。泣かせたくないから、やっぱり自分も生きていなければ。
生きてもう一度向き合うために、警察官が父親が仲間が家族が大切なものを守るため、走って走って追いかけていく第7話、その前に一部地域ではありますが日曜ひる2時から前編・第6話の再放送があります!見逃した方、見てたけどもう一度おさらいしておこうという方、どうぞこちらを見て、よる9時からの解決編を見てください。

(写真)
(写真)
(写真)

PAGE TOP