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#051 2020年10月10日
季節のうつろいを駆け抜けて

自由に走る楽しさと喜び…それがオートバイ。ライダーは季節のうつろいの中を駆け抜ける。「ほんのちょっとの空気の変化とか、匂いの変化みたいなのを感じられるっていうのがやっぱり一番魅力だと思います」。そう話す西端三郎さんがオートバイに出会ったのは高校時代。その時の感動は今でも忘れられない。「鮮明に覚えてますね。まぁよく言う言葉ですけど翼が生えたというか、行動範囲が急に広がった」。

高校時代に出会った人生の伴侶は、オートバイだけじゃない。奥様の秀子さんと出会ったのも同じ頃だ。最初は二人乗りだったけれど、今では彼女もライダーの仲間入り。「風を切ってる時とか、主人と同じ世界に入れたのは良かったなと思います」。

歳を重ねるごとにオートバイ、そして奥様との繋がりはより深くなってゆく。「一緒に走ることをずっと楽しみながら、できる限り乗り続けていきたいと思ってます」。
自由に走る楽しさと喜びを明日へのステップに、いつまでも二人、走り続ける。