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#033 2020年05月23日
小松菜の恩返し
3月。小原英行さんが育てた大量の小松菜は、本来なら学校給食になるはずだった。でも小中学校が休校になり、行き場を失った。そこで食育を兼ねた「小松菜狩り」を開催。地域の人々の買い支えもあって危機を乗り切った。が…事態はさらに変わった。

「3月僕らは大変だったけど、4月みんな大変だなと。だから何か恩返しをしたいなという形で、地元の子どもたちに対して無償でお弁当をあげようと」。生産者は食材を、飲食店は調理をただで提供するという活動が始まった。収入には全く繋がらないけれど、何にも勝るやりがいがある。

「ぶつかり合うよりも支え合いましょうと。僕らがメッセージを出して…ジワ〜ッと広がったらいいかなと」。
小松菜の恩返しが、地域を救うステップになる。
