あらすじ
「3つの街の物語」6月7日日曜ごご4時放送
上司と対立し、勤めていた大手コンサルティング会社を退職した東郷(石丸幹二)は、父親が経営するコンビニエンスストアの立て直しにやってくる。はじめはコンサルタントとしての経験を生かし、順調に売り上げを伸ばすが、常連客に目を向けない経営に父親と東郷は対立する。
父親が倒れてしまい夜間勤務をしていた東郷は、豪雨により店舗の周辺が停電するという事態に遭遇する。その対応に追われる中で、父親が店舗経営をするうえで大切にしていた「あること」に気づくことになる。
日勤のパートとしてコンビニエンスストアで働いている五十嵐里美(吉田羊)は、病気になった母親の介護をするため、2か月ほど欠勤していた。復帰した直後、店には1か月ほど前から年配女性のクレーマーが毎日来るようになったことを知らされる。以前からたまに見かける客ではあったが、その女性がクレーマーになった理由については分からずじまいだった。里美はその女性が毎日大福を買っていくことから、ある出来事を思い出し、彼女と直接話すために自宅に行くことを決意する。女性と話した里美はそこで新たな事実を知ることになり…。
夜勤のバイトとしてコンビニエンスストアで働く犬伏一真(溝端淳平)は、カメラマンになることを夢見てアシスタントをしていたが、修行の辛さに耐えきれず、一か月前から出勤しなくなっていた。そんな中、店にいつも同じ時刻に来る客・及川千尋(小嶋陽菜)のことが気になっていた一真は、ふとしたきっかけから彼女にもデザイナーになるという夢があるということを知る。その話を聞くうちに、諦めかけているにも関わらず、自分の夢について熱く語る一真だったが…。あるとき、そのもやもやした気持ちをついに千尋にぶつけてしまった一真。これをきっかけに彼らの将来が大きく動き始める。