8月の月刊報告


1. 概要

HALO/AAR/TBSは2001年8月のトゥールプラサット村地雷原における地雷除去作業(手作業)に資金提供をした。その結果、地雷6個と不発弾3個が破壊され、5,372平方メートルの面積を除去した。

カンボジアはこの8月に何度もモンスーン性の大雨に見舞われた。地雷原は何度も水浸しになり、その場合除去作業は中止され、除去要員は地雷原の目印に立てる棒の製作に従事した。大雨でアンロンベン川が氾濫した時には、HALOのアンロンベン事務所は2度ほど浸水した。

8月24日にトゥールプラサット第2地雷原の除去が終わり、AAR/TBS資金による作業区域はこの村の別の地雷原に移行された。この地雷原はトゥールプラサット学校の200メートル西にあり、現在6つの家族を支えるための農地として検討されている。この6家族は土地を持っていないので、WFPの食糧援助に頼らざるを得ない。トゥールプラサット村長とアンロンベン地区の長官は、この地区の地雷除去をHALOに依頼した。HALOはこの地区の地雷除去が5〜6ヶ月かかると予測している。

2. 今後の計画

AAR/TBS資金による9月の地雷除去作業も引き続きトゥールプラサット村の4つの地雷原で行なわれる予定。9月中旬がカンボジアの祝日になっているため、9月の除去作業は通常より早く切り上げられることになる。HALOスタッフの作業は9月14日にいったん終了し、21日に再び開始される。

大雨による浸水で作物がダメになった家族も多い。カンボジア赤十字(CRC)と世界食料計画(WFP)は大規模な食料配布を計画中で、HALOはこのオペレーションをロジスティクス面でサポートする予定。

9月にはクーン・ソティ氏がトゥールプラサット第1地雷原を地元当局に正式に引渡す。引渡時にはHALOスタッフが郡行政局の代表者と村長に地雷原の境界を指し示し、除去された地雷の詳細情報と地雷原の地図を手渡す。

HALOカンボジア
副プログラム・マネージャー
デヴィッド・マクマホン





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