過去の放送
- 2014年3月23日放送
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- BS-TBS:3月27日よる11:00〜
- TBSニュースバード:3月29日よる9:00〜
ナレーター:坂口憲二
巨大地震を1週間前に予知せよ!
海底の動き“1000分の1ミリ”をとらえる
“不可能”への挑戦
- ドリームメーカー:
- JAMSTEC(海洋研究開発機構) プログラムディレクター/
阪口秀さん
夢の扉の鍵
「地震の予知は極めて困難―」 そんな定説に、真っ向から挑む研究者がいる。
JAMSTECのプログラムディレクター、阪口秀。
地震学者ではない阪口が、どうやって地震の前兆をとらえるのか―?
その武器は、阪口が専門とする、あらゆるものを“粒”にして考える「粒状体力学」。
海底のプレート(岩盤)は、ほんの少しずつ、年間で4〜10cm動いているが、
地震が発生する前には、“不規則な動き”をするという。
阪口は、そのわずかな動きに、“粒の視点”でアプローチ。
1000分の1ミリ単位でとらえられれば、地震予知につながるというのだ。
では実際に、深さ数千メートルの海底で、微小なサインを観測する方法は・・?
思案していた阪口とタッグを組んだのは、海中探査のプロ、吉田弘。
吉田が開発したレーザー式の測定装置で、海底のプレート間の距離を測るという。
今年2月、その装置を使っての初の海底実験が、沖縄で行なわれた。
浮遊物が多い海中ではレーザーは使えない、という常識を覆せるのか―。
『“できないことはやらない”、というのは、つまらない』
子どもの頃から、「迷ったら、難しい方を選べ!」と父に教えられてきた阪口。
“予測不能”、の異名を持つ科学者は、海底に手が届くのか―?
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