過去の放送
- 2013年7月14日放送
-
- BS-TBS:7月18日よる11:00〜
- TBSニュースバード:7月20日よる9:00〜
ナレーター:向井 理
自由に宇宙を往復する“未来の旅客機”スペースプレーン
〜日本を有人宇宙飛行のトップランナーに!
- ドリームメーカー:
- 九州工業大学 工学部機械知能工学科 教授/
米本浩一さん
夢の扉の鍵
「挑戦しなければ失敗はない でも成功もない」 »
一覧へ
『旅客機のように、地球と宇宙を自由に行き来できる!』
今、日本で、そんな“未来の旅客機”の開発プロジェクトが進行している。
取り組むのは、九州工業大学の米本浩一教授率いる、宇宙システム研究室。
米本たちがつくるのは、繰り返し使える、有翼型ロケット「スペースプレーン」だ。
退役したスペースシャトルのように、ブースターや燃料タンクが必要ないため、
発射コストを劇的に下げることができ、有人飛行が実現すれば、
宇宙旅行に数百万円で行けるようになるという。
ロシア、アメリカに続いて、中国が2003年に成功させた有人宇宙飛行。
この分野で大きく遅れをとる日本を、世界のトップに導こうと米本は奮闘する。
その原点は、26年前。あの小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネージャー、
JAXAの川口淳一郎氏とともに挑んだロケット開発を、凍結された“悔しさ”だった。
『挑戦していない人は、エラーもしない。でも、成功もない』
今、米本が再び宇宙を目指すパートナーは、大学院の学生たち。
製作から実際の発射まで、教え子たちが担う。だが、開発は失敗の連続・・。
それでも米本は、『夢を夢で終わらせない』。みんなが宇宙に行けるようになるために―。
先月、最新型の「スペースプレーン」14号機の発射実験が行なわれた。
高度や気流を読みながら、上昇・滑空・旋回などの制御を自動で行なう航行システムを
初めて搭載した。果たして、米本と学生たちの夢は、空高く飛び立てるのか―?
関連コンテンツ
※Youtube,Facebookのリンクは、TBS外部へ移動します