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2013年5月19日放送
  • BS-TBS:5月23日よる11:00〜
  • TBSニュースバード:5月25日よる9:00〜
ナレーター:中井貴一
汚染された廃棄物を減らせ!新たな放射性物質吸着剤を開発 “第2の祖国”日本を救いたい!〜エジプト人科学者の決断
ドリームメーカー:
エジプト人科学者/
シェリフ・エル・サフティ博士
» ジャンル:防災自然・環境
» 日付順リスト:2013年5月

夢の扉の鍵

「命のための科学」 » 一覧へ
福島第一原発事故から、2年以上が経った今も、現地では、放射能との闘いが続いている。
除染作業が進められているが、作業後に出た廃棄物の仮置き場がもう限界なのだ。
そんな行き場のない廃棄物を減らす可能性を秘めた、放射性物質の吸着剤が、新たに
開発された。生みの親は、エジプト人科学者、シェリフ・エル・サフティ、44歳。
シェリフが日本で長年研究してきた、ナノ原料工学の技術を駆使して、
放射性セシウムだけをつかまえるという吸着剤「HOM」を作ったのだ。
開発のヒントになったのは、母国エジプトの砂漠の“砂”―。
シェリフはもともと、ヒ素に汚染された水からヒ素を取り除く吸着剤を研究していたが、
2011年3月の原発事故後、家族に説得され、やむなくエジプトに帰国した。
しかし、日本のことを考えない日はなかった・・。そこに届いた日本の恩師からのメール。
「日本は放射能の問題に直面している。今こそ、君の技術が役立つと信じている」
『「命のための科学」・・ 私の研究は、命を守るためにある』
放射能で苦しむ日本を、科学の力で救いたい―。シェリフは、日本に戻ることを決意した。
そして、ヒ素吸着剤の技術を応用して、ついにHOMを開発、今年、その実証実験が
行なわれた。シェリフの吸着剤は、どれだけ放射線量を下げることができるのか―?
遠く離れたエジプトと日本を結ぶ、シェリフの「命のための科学」に迫る。

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