過去の放送
- 2013年3月17日放送
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- BS-TBS:3月21日よる11:00〜
- TBSニュースバード:3月23日よる9:00〜
ナレーター:向井 理
南海トラフ巨大地震から命を守れ!スパコン京で地震シミュレーション
揺れ、津波…あらゆる被害を予測し、安全な避難経路へ導く「減災計画」
- ドリームメーカー:
- 海洋研究開発機構(JAMSTEC)/
金田義行 さん
夢の扉の鍵
「技術に気持ちがつながれば命を守る力になる」 »
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『科学・技術と人をつないで、巨大地震から人命を守りたい』
最大死者数32万人。
東日本大震災の20倍以上の被害が想定される南海トラフ巨大地震。
その人的被害を限りなくゼロに近づけようという新たな防災プロジェクトが進められている。
日本が誇るスーパーコンピューター「京」を使った、究極の地震シミュレーションの開発。
そのプロジェクトリーダーを務めるのが、海洋研究開発機構の金田義行、59歳。
金田が手掛けるのは、揺れの強さ、地形、津波のスピードなど、過去120年分の膨大な
測量データを「京」で計算し、液状化、地盤沈下、橋の崩落、建物の破壊状況など
様々な被害を予測して、家一軒、道一本という正確さで映像化するという、
最新の技術を駆使した精緻な地震シミュレーションだ。
これまで、堤防などのインフラ設備が中心だった日本の防災研究。しかし、
東日本大震災で、各地の堤防は津波に破壊され住民を守れなかった・・。
自分たちがやってきた防災研究は何だったのか?本当に命を守る研究とは何か?
自問自答するなか、金田がたどり着いた答えの一つが、「シミュレーションを使った
確実な避難計画」だった。被害の全体像を映像化し、住民一人一人が助かる避難方法を
事前に知らせる?。金田が目指すのは、「住民が使える最先端の技術」。
開発中のシミュレーションを持って、金田は、地震の被害が想定される高知市へ。
町を歩くと、これまでの避難計画に次々と問題が見つかる。
避難経路をふさぐ可能性のある建物。津波が避難ルートに回り込む可能性・・。
“本当の被害”を明らかにし、“住民と最先端の研究をつなぐ”金田の挑戦に密着する。
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