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2012年12月9日放送
  • BS-TBS:12月13日よる11:00〜
  • TBSニュースバード:12月15日よる9:00〜
ナレーター:中井貴一
アクセルとブレーキの踏み間違い事故を防ぐ!画期的“ワンペダル” オンリーワン技術で町工場の“発明家”が起こす自動車革命
ドリームメーカー:
熊本県玉名市 ナルセ機材 社長/
鳴瀬益幸 さん
» ジャンル:生活・アート乗り物
» 日付順リスト:2012年12月
『事故が1件でも減るように・・・。人々の役に立つものを作り続ける!』
アクセルとブレーキの踏み間違いが原因で起こる事故は、年間約7000件。事故時は、かなりのスピードが出ているため、他の交通事故に比べて、死亡率も高いという。
この踏み間違い事故を防ごうと、画期的な自動車部品を開発したのが、熊本県で鉄工所を経営する鳴瀬益幸、77歳。鳴瀬が生み出したのは、アクセルとブレーキが一体化した、その名も『ワンペダル』。文字通り、ペダルは一枚だけで、踏むとブレーキ、右側面のレバーを横に押すと加速するという、“踏み間違え”が起きない安全ペダルだ。
『踏み間違えないためには、踏み間違えようがない構造にすればいい』
顧客の要望に応えて、様々な産業機械を開発し、50以上の特許を取得してきた鳴瀬だが、『ワンペダル』を作るきっかけは、25年前、自身の体験だった。バックしようとした際、踏み間違え事故を起こした。「命を取られる・・」 事故の恐ろしさを身をもって知った鳴瀬は、自らの技術で事故を抑止できないかと思い立つ。
加速と停止。異なる動きを指示するのが、同じ“踏む”という動作で、しかも隣り合う構造・・。これを打破しようと、鳴瀬がヒントにしたのは電子オルガンだった。鍵盤の下に多数のペダルが存在する電子オルガン。しかし、どうやってそれを車のペダルに―?
どのメーカーの車にも適合させるため、25年の試行錯誤を経たワンペダル。だが、導入を求めた大手自動車メーカーからは相手にされず、現在、国内の販売実績はわずか250台。そんな中、鳴瀬のもとに東京のタクシー会社から発注が・・。このペダルを営業車で検討したいという。果たして、“ワンペダルカー”は東京の街を走るのか―?
九州産業大学の研究者の協力も得て、事故防止の有効性を実証する実験も行われ、アメリカでの論文発表の準備も進むワンペダル。 「生きてきたからには、社会に役に立ちたい」と挑戦し続ける鳴瀬の「モノづくり魂」と、小さな町工場のオンリーワン技術に迫る。

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