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2012年10月7日放送
  • BS-TBS:10月11日よる11:00〜
  • TBSニュースバード:10月13日よる9:00〜
ナレーター:坂口憲二
イモが新エネルギーに!? “イモ発電”で日本の電力不足を救え! 〜環境に優しく誰でも手軽に! 画期的発想で日本の未来を切り拓く!〜
ドリームメーカー:
近畿大学生物理工学部 教授/
鈴木高広 さん
» ジャンル:エネルギー
» 日付順リスト:2012年10月
『イモで発電し、日本の電力の10%をまかないたい!』
9月から実施された東京電力の電気料金値上げ。その主な原因は、原発事故の影響により、火力発電で使う化石燃料が高騰したこと。この化石燃料を“イモ”に換えて発電を行い、日本をエネルギー自立国にしようと、本気で挑戦し続けている男がいる。近畿大学生物理工学部教授、鈴木高広、52歳。
 鈴木によると、イモは“イイコト”づくめ!主成分のデンプンはよく燃える。また、燃やしたときに有害物質をほとんど排出せず環境に優しい。さらに、手間がかからず、全国で栽培可能。そんなイモを燃料に使えば、国内でのエネルギー調達が可能となり、これまで海外に流れていた燃料の購入資金が農家へと回る。そして衰退する農業の再生につながる―。
『論文を書くための研究ではダメ。実用化されてこその科学だ』
かつて鈴木は、バイオエネルギー研究に従事していた。しかし、“実用化しなきゃ意味がない”と実現の可能性が高いエネルギーを模索、“イモを使った火力発電”を思いつく。貧しい農家に生まれた鈴木。その実家の畑の光景が着想の原点だったという。
イモ発電の実用化には、まずイモの大量栽培が課題だった。そこで鈴木は、ある画期的な栽培法を考案。それを使えば、通常の畑の30〜50倍の収穫ができるという。そして、鈴木の夢に共感した大阪の町工場が、イモ発電用の発電機を開発。しかし、「そんなの夢物語だ」「イモじゃ電気は作れない」とバカにされる日々が続いた・・・。そこに、“島の産業復興につながれば”と手を挙げたのが、鹿児島県・種子島高校の教師だった。
『全国に、イモ発電を広めたい』 実用化への第一歩が、“サツマイモ伝来の地”で始まった。イモで発電した電気を使って電動バイクを走らせるというプロジェクトの行方は―?

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