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2012年5月27日放送
  • BS-TBS:5月31日よる11:00〜
  • TBSニュースバード:6月2日よる9:00〜
ナレーター:中井貴一
震度7の揺れにも動じない!? 家具転倒防止技術 〜苦節5年、亡き親友に誓う・・・命を守る『耐震マット』〜
ドリームメーカー:
大阪府大阪市 プロセブン株式会社 代表取締役/
小玉誠三 さん
» ジャンル:防災
» 日付順リスト:2012年5月
『便利なものではなく、世の中に必要なものを作る。そして一人でも多くの命を救いたい!』
東日本大震災以降、ますます注目される防災グッズ。なかでも、家具等の転倒を防止する『耐震マット』は、手軽に取り付けることもでき、病院や工場など様々な場所で使われている。震度7の揺れにも耐えられるというこのマットを開発したのが、プロセブンの小玉誠三だ。
開発のきっかけは、1995年の阪神淡路大震災。飛んできたタンスが頭を直撃し、親友が亡くなった。“タンスが飛ぶなんて…”。泣き崩れる親友の子どもに、小玉は誓った。「おじさんがこんなことが2度と起きないようにする。タンスが動かなくなるものを探してくるよ」
転倒防止グッズを探し回ったが、どこにもない。だが、子どもに嘘はつきたくない。そこで小玉は、自ら開発しようと決心する。家業の呉服屋を営む傍ら、図書館へ通い化学関係の本を読みあさる。ウレタン素材に目を付け協力会社を探すが、「そんなもの作れるわけがない」と門前払い。600社以上回ってようやく協力してくれる会社を見つけたが、開発の道のりは失敗の連続・・、あっという間に5年の月日が流れ、2億円の私財をつぎこんだ―。   
諦めかけた小玉は、手持ちの700円で、居酒屋でヤケ酒を飲んだ。一杯の熱かん。そのとき、手にしたコップと一緒に受け皿も持ち上がった。『これだ!』 小玉は、ひらめいた。液体のように分子構造をより小さくすれば粘着力は高くなる―。ついに、粘着力と伸縮力の高い耐震マットが完成。国の認証機関の厳しい審査も通過し、日本で初めて、「震度7にも耐えられる」耐震マットとして評価された。
現状に満足しない小玉は、昨年、植物由来の原料を使った環境に優しい「バイオマスマット」を開発。さらに、その後、東日本大震災のような長周期地震動にも耐えられるようバイオマスマットの柔軟性を向上させた。番組では、最新型バイオマスマットの実験に密着。
小玉の、亡き親友へ捧げる地震への挑戦を追った。

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