過去の放送
- 2012年2月12日放送
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- BS-TBS:2月16日よる11:00〜
- TBSニュースバード:2月18日よる9:00〜
ナレーター:中井貴一
沖縄発ヒーロー革命!「琉神マブヤー」海を越える!
〜ご当地ヒーローが子どもたちに継ぐ『琉球の心と文化』
- ドリームメーカー:
- 土産問屋の経営者/
畠中敏成 さん
『たっぴらかす(叩きのめす)!』と“沖縄方言”丸出しの沖縄が生んだヒーロー、『琉神マブヤー』。県内の最高視聴率は17%、DVD売り上げ5万枚、イベントは超満員と、爆発的な人気を博し、沖縄で知らない人はいない。今や日本全国で旋風を巻き起こしている。その生みの親は、ちんすこうなどを扱う土産問屋の経営者・畠中敏成(54)。畠中が生み出したヒーローは、敵を倒す、というこれまでの“勧善懲悪ヒーロー”モノとは一線を画していた。
マブヤーの語源は、沖縄の方言で「魂」を表す『マブイ』。沖縄の魂を守る使者=マブヤーは、「ちむぐくる(=相手を思いやる)」と「許し」という沖縄の精神を持ったヒーローで、敵の命を決して奪わず、敵を“許す”。子どもには分からない沖縄方言を話すが、番組では一切説明を入れない。方言のほか、三線などの『沖縄文化』をテーマにするなど、そこには「沖縄の古き良き文化を子どもたちに知ってもらいたい」という畠中の強い想いが込められていた。
鹿児島県・奄美大島出身の畠中が、沖縄文化に魅了されたのは30歳の頃。当時、土産の卸売りの営業で沖縄全土を飛び回り、忙殺されていた。命を削るような生き方に疑問を持っていた畠中を救ったのは、あるおばぁの一言だった。「あんた顔色悪いね、“命(ぬち)どぅ宝”だよ。」 何よりも命が一番大事だという古くより伝わる沖縄の方言。「沖縄の言葉は、厳しい状況に陥ったときにとても優しい。なくしちゃいけない伝統」。マブヤーは、畠中が感じた沖縄文化の暖かさを伝えるヒーローだった。
マブヤーは、2007年にみやげ物のキャラクターとして誕生。しかし、その認知度を高めるための潤沢な資金は畠中にはなかった。「少ない資金でも・・」と安い制作費用で展開する戦略で、マブヤーはわずか4ヶ月でテレビデビューを果たした。
『沖縄の精神で世界の子どもたちも笑顔へ』 畠中の次なる挑戦はハワイ。守りたい伝統、子どもたちに伝えたい文化を“ハワイ版マブヤー”に託してほしい。畠中はテレビ局へ営業に向かう。果たしてその想いは届くのか?
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