過去の放送
- 2011年9月11日放送
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- BS-TBS:9月14日よる11:00〜
- TBSニュースバード:9月16日よる9:00〜
ナレーター:向井 理
スペースシャトル後の宇宙開発 夢の技術…エレベーターで宇宙を目指せ!
「宇宙エレベーター」開発者の挑戦
- ドリームメーカー:
- 日本大学教授 工学博士/
青木義男 さん
主人公のその後
2011年7月、「アトランティス」の打ち上げが、最後のスペースシャトル 飛行となった。 今、宇宙開発は、新たな時代を迎えようとしている。 その中の一つが「宇宙エレベーター」。なんと宇宙から地球上までケーブルを下ろし、それをクライマーと呼ばれる乗り物が登っていく。「安全」「大量輸送」「低コスト」…ロケットに代わる究極の宇宙輸送システム。全長10万キロ、実現すれば、人類史上最大の構造物となる。
この壮大なる構想の開発に挑む一人が、日本大学理工学部教授、青木義男。 「エレベーター」の権威である。 青木は、3年前に「宇宙エレベーター」に出会った。「今、街中にあるエレベーターの技術を高めるのだって難しいのに、宇宙なんて出来っこない」 しかし、ひやかし半分で行った宇宙エレベーターのイベントで、その魅力に惹かれた。少年時代、アポロ月面着陸で宇宙を夢見ていた青木少年の好奇心が、よみがえってきた。
かつて、小説で描かれた宇宙エレベーターは空想の物でしかなかった。 しかし1990年代に、軽くて強い新素材カーボンナノチューブが発見され、ケーブルの役割を担えるのではと、「宇宙エレベーター」実現の可能性が一歩近づいた。 今、夢のような技術が、少しずつ動き出している。
2011年8月初旬、青木は研究生らと共に、富士山の麓で行われた宇宙エレベーター技術競技会で600mの高さを目指しクライマーの開発を手がけた。 さらに8月中旬、ドイツ・ミュンヘンで行われる宇宙エレベーター世界大会に挑む。
エレベーターで宇宙を目指す! その青木の情熱を追った。
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