短大卒業後、すぐに志乃の次男である要と結婚。苦節10年の社宅生活を切り詰めながら子育てをして来た。念願成就で郊外に一軒家を構えるが、姑との同居は計算に入れていなかったのだか、同居することになったため、家計は火の車。姑によかれと何かを購入しても、「もったいないわぁ〜」と小言を言われ、夫は「仕事で忙しいんだ。家庭の問題は自分で解決してくれ」と助力なし。やがて、気づかぬうちに深刻さが表面化する子供の問題も相成り、新居での新たな幸せどころか、日を追うごとに孤立し、苦しさは増してゆき…。
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