1979年4月8日に行われた具志堅用高のV8戦、WBA世界Jr．フライ級タイトルマッチ「具志堅用高×アルフォンソ・ロペス」。元WBA世界フライ級王者の強豪、ロペスを挑戦者に迎える。序盤からロペスの拳がチャンピオンを苦しめる。果たして巻き返すことはできるのか？

【対戦カード】
●WBA世界Jr．フライ級タイトルマッチ
王者：具志堅用高（協栄）×挑戦者：アルフォンソ・ロペス（パナマ）

【開催日：1979年4月8日 蔵前国技館】
元WBA世界フライ級王者の強豪、ロペスを挑戦者に迎えた8度目の防衛戦。序盤からロペスが、右ストレートで具志堅を苦しめた。3R、4Rとロペスは右ストレートで具志堅のバランスを崩させ、5Rも右で王者の顎を跳ね上げる。だが具志堅はようやく6R、左構えからボディ・ストレートを送り込み、続く7Rも具志堅は打って出た。そしてラウンド終盤、ロープ際に下がったロペスが、具志堅の左ストレートを外しながら、右アッパーカットをカウンターしようとした瞬間、わずかに早く、具志堅の小さく返した右フックが顎の先をとらえた。

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