1978年1月29日に行われた具志堅用高V4戦、WBA世界Jr．フライ級タイトルマッチ「具志堅用高×アナセト・バルガス」。この試合では不調の王者に切れ味なく、終盤までもつれる展開に。

【対戦カード】
●WBA世界Jr．フライ級タイトルマッチ
王者：具志堅用高（協栄）×挑戦者：アナセト・バルガス（フィリピン）

解説：郡司信夫、白井義男
担当：岡部達

【開催日：1978年1月29日 愛知県体育館】
ハワイをベースに戦ってきたバルガスは、格下と思われたが、この日の具志堅はいつもの切れ味がない。2R、具志堅が前へ出て、左構えから右ボディー・フックを決め、試合が動き出したかに見えたが、バルガスのカウンター策戦と、クリンチに攻めあぐむ。王者は決定的なダメージを与えられないまま終盤戦へ…。9R、王者が右のリードパンチからフックへとつなげ、左ボディブローも打って攻撃に出る。

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