ある地方都市に降って湧いたプロ野球チーム誘致計画。自ら少年野球チームを率いている市役所の係長と、その後輩で元プロ野球選手の男。限りない野球への情熱を持つ2人の男が球場建設に全力で挑む姿、友情と苦悩、そしてその家族たちの愛を描き出す。出演は渡瀬恒彦、高橋恵子、三浦洋一ほか。1993年。

【ストーリー】
汐浜市の市役所で企画課係長を務める富浦康夫（渡瀬恒彦）は、自ら少年野球チーム「ジャイアンツ」を監督として率いるほど、野球をこよなく愛していた。そんな彼はある日、松田市長（中条静夫）から、この街にドーム球場を新設し、プロ野球チームを誘致する、という壮大なプロジェクトを知らされ、その設立準備委員会の幹事役を命ぜられた。そんな折、富浦の高校時代の野球部の後輩である南波健二（三浦洋一）が汐浜に逃げ帰ってきた。プロ入りしたもののヒジを壊し、たった2勝を挙げただけで引退した南波は、借金で暴力団ともめ事を起こしていた…。

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