日曜劇場「風船のあがる時」

出演

フランキー堺、南田洋子、高橋昌也、大滝秀治、原知佐子、村井洋、ほか

  • 放送未定

脚本家・倉本聰と一貫して「人と自然」を描き続けてきたHBCがタッグを組んだ珠玉の名作ドラマを放送!オリンピックを支える陰の人物を描く異色作。札幌オリンピックの開会式まであと4日。プレオリンピックでは小学生の豆スケーターたちと子供たちが一斉に放った風船が好評だったが、本番でも800人のリングスケーターとリングサイドから一斉に放たれる1万8千個の風船が開会式のハイライトとなる。2月3日のセレモニー風船の上がる時…午前11時57分30秒にすべてを賭ける札幌オリンピック組織委員会・式典課のメンバーにヒントを得て、冬季オリンピック札幌を舞台に、ある夫婦の一日を緊張とペーソス、さらに現代の生きがい論も交えて描いていく。

冬季オリンピック前夜の札幌の街。五郎(フランキー)は、オリンピックの式典係になった。開会式で風船を上げる責任者である。晴れの式典で小学生達に一斉に風船を上げさせることができるのか。国家的行事だ。気の小さい彼は寝てもさめてもその事が頭を離れない。明日が妻雪子(南田)との13回目の結婚記念日であることも忘れている。雪子はかつて学生時代目を輝かせてリルケの詩を読んでいた五郎を思い出した。あの頃の夫の情熱はどこへ消えてしまったのか、寂しくなった。ふと、昔結婚を考えたこともある高沢(高橋)の顔を見たくなり、結婚記念日の前日、ついに小樽にいる高沢に会いに行く。高沢ならこの気持を…。だが高沢も学生時代のままの男ではなかった。家に帰ると、電気もストーブもつけずに、風船を考えている夫の姿があった。雪子は涙が溢れた。この夫を支えて生きていきたい。翌朝、風船を上げるため、また五郎は駆け出して行った。その姿を思い浮かべ、雪子は自分の”生きがい”感じるのだった。

番組基本情報

  • 制作年 : 1972年
  • 全話数 : 1話
  • 制作 : HBC
  • プロデューサー : 甫喜本宏
  • ディレクター・監督 : 守分寿男
  • 脚本 : 倉本聰
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