向田邦子新春シリーズ「華燭」
向田邦子原案。母親が家を飛び出してから長女が切り盛りする溝呂木家。もう30にもなる彼女の結婚をめぐって、父親と娘の間で微妙なやりとりが展開されていく。
詳しく見る田中裕子、小林薫、相楽晴子、加藤治子、坂東八十助、段田安則、山内明、四谷シモン、及川ヒロオ ほか【ナレーション】黒柳徹子
みどころ
向田邦子原案のスペシャルドラマ。太平洋戦争開戦前夜の男と女、家族の営みを描きながら、時代の流れに抗することのできない、市井の人々の悲喜こもごもを丁寧に綴った向田邦子の世界。「華燭」は田中裕子、小林薫が初の親子役で登場する。身勝手な母親が男に走って家を飛び出したことから、長女が切り盛りする溝呂木家。30になる彼女の結婚をめぐって、父親と娘の間で微妙なやりとりが展開されていく。
【ストーリー】
太平洋戦争直前の昭和16年10月、溝呂木家では長女・佐和(田中裕子)に見合い話が持ち上がっていた。しかし、6年前に母の梅子(加藤治子)が家庭を捨て若い画家の元に走って以来、家事の一切を切り盛りしていた佐和は、大学教授の父親・要(小林薫)と、幼い頃患った熱病の後遺症が残る妹・滝子(相楽晴子)を置いて嫁に行く気など全くない。植物研究一筋の要も口とは裏腹に佐和を手離したくなかった。しかも、佐和は要の弟子・市太郎(坂東八十助)と密かに付き合っていた。市太郎は佐和に結婚を申し込んだが、返事は控え、要に相談する。だが要は「佐和次第」と言うばかりで決して賛成しているとは思えなかった。そんな要の気持ちを察してか、佐和は市太郎に婿養子になってくれなければ難しいと言い出した。自分も跡取りの身である市太郎は直接要に願い出たが、要は相変わらず「本人次第」と突っぱねる。そんなある日、家を出て行った母の梅子が6年ぶりに帰ってきた…。
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番組データ
出演 | 田中裕子、小林薫、相楽晴子、加藤治子、坂東八十助、段田安則、山内明、四谷シモン、及川ヒロオ ほか【ナレーション】黒柳徹子 |
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制作年 | 1992年 |
全話数 | 1話 |
制作 | カノックス/TBS |
プロデューサー | 三浦寛二、太田登、岡田裕克 |
ディレクター・監督 | 久世光彦 |
原作 | 原案:向田邦子 |
脚本 | 金子成人 |
放送内容
放送あり
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視聴方法
TBSチャンネルは、CS有料放送です。下記のサービスでご視聴いただけます。