インタビュー 山中 聡さん

Q1:演じている柳井という役はどんな役どころですか?

今回のお話しは「5年前」と「現在」があり、役を作る上で「5年前」はわりと若く勢いがあって、夢があってちょっと青くさいところとか、一生懸命なところがある柳井というのを意識しました。また、大好きな先輩がいて、「青春」という感じで演じてみました。
そして現在は、いろいろな事件を経て刑事になり、先輩を頼るというよりどちらかというと頼られる側、責任を担う立場の柳井でした。「5年前」と「現在」で2パターンある役どころでした。

自分の中から沸いてくる感情は、いつも思うんですけど結構たかが知れていて、自分自身あまり信用していない部分があるので、共演者・・・今回だったら(渡辺)哲さんにすごく助けていただきました。
この物語の核になる部分というのは、『柳井と沖島の関係』になってくるので、「沖島さんを信頼して好きになること」がこの物語を作る上で1番のポイントだとと思いました。

(渡辺)哲さんは過去何度かご一緒させていただいているのですが、最後の面会室のシーンは、本当に印象的でした。
今まであまりそういう体験はしたことがないのですが、普段だったら照明やカメラの位置などを意識しながらお芝居をするんです。でも今回哲さんと一緒にやっていた時に、そういうのがなくなっちゃう瞬間というか、本当に2人だけの空間になった瞬間があったんです。そういう体験は今まであまりないので、今回は「お!ちょっときたかな?」というのはありました。
それはやっぱり哲さんだからだと思います。体だけじゃなく、心もとても大きい方だから、全部受け止めてくれる、そんな安心感がありました。すごい方です。
だからやっててすごく楽しかったし、とってもいい体験をさせていただきました。
またそういう雰囲気や空間を作ってくださった筧監督もすばらしい方だと思います。

Q2:現場の雰囲気はいかがですか?

とてもよかったです。
脚本を読んだ時点で「これは絶対面白くなる」と思っていたので、雨が降ってしまったり、大変な撮影もあったのですが、みんなで「良い作品を作ろう」という信じる気持ちがあったので、乗り切ることができました。面白い作品になることは間違いないです。

Q3:「走馬灯株式会社」の内容にちなみ、自分の人生のディスクを見たいですか?

いやー・・・見てみたくないですね。
どんどん忘れていかないと、先に進めないですから。終わったことは終わったこと。はい、次!次!ってやっていかないと、絶対に落ち込むと思います。

Q4:5話の見どころを教えてください。

やはり(渡辺)哲さんとの面会室のシーンです。「役者をやっていてよかったな」と思うシーンでした。
そういう瞬間があったので、観ている方に何か伝わればいいかなと思います。

大変だったシーンは、主観映像というのが初めての経験だったので、それは少し難しかったです。主観映像を撮影しているカメラマンさんと、僕たち俳優を傍から見ると、ものすごいおかしな動きをしていたりするのが多いので、それが不思議でもありました。

あとこの回はいろいろな「愛」の話しなのかな、とも思うので、そこも視聴者の方に伝わればいいかなと思います。

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