8月4日開幕

超人BIG7

ウェイド・バンニーキルク

【 南アフリカ 】

世界記録保持者 43秒03
15世界陸上北京・16リオ五輪
1992年7月15日生まれ
183cm/73kg

マイケル・ジョンソンの記録を破った万能スプリンター

2年前、彗星のごとく現れた南アフリカのスピードスター・バンニーキルク。
前回世界陸上北京で金メダルを獲得。翌年のリオ五輪では絶対に不可能といわれたマイケル・ジョンソンの世界記録を17年ぶりに更新。 その瞬間、スタジアムは静寂に包まれるほど世界に大きな衝撃を与えた。 レースを見たジョンソンも「こんなレースを見たことがない。43秒を切ることも可能だろう」と脱帽した。
両親は走高跳と短距離選手、そして、義理の父は長距離ランナーという陸上の家系に育った。 幼い頃に始めたラグビーで鍛え抜かれた身体能力を武器に、人類でただ一人100m9秒台(9秒98)、200m19秒台(19秒94)、400m43秒台(43秒03)の自己ベストを持つ万能スプリンターだ。 そんな男が「母親のような存在であり、彼女なしには今の自分はありえない」と、全幅の信頼を寄せるのが75歳になる白髪のお婆さん、アンス・ボエタコーチ。 年の差50歳離れたアンスコーチは「彼の類まれなる能力はまだまだ進化する。 私も引退するつもりはないよ!」と意欲的だ。
今年の世界陸上は400mとともに、200mへの参戦を表明している次世代のスター候補。どんな進化を遂げるのか?

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