参院選関連ニュース鳥取・島根で「合区解消」訴える声も

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投開票まであと3日となった参議院選挙。
一票の格差是正のため合区選挙区となっているのが徳島・高知と鳥取・島根です。このうち、鳥取・島根選挙区では立候補者や有権者から合区解消を訴える声も聞かれます。

「鳥取と島根合わせて1人しか出せない、こんな制度、理不尽だ、ふざけるな、早く解消しろとお怒りの声、ずっとこの3年間、聞いてまいりました」(自民党・舞立昇治候補)

合区という制度への不安と憤りを口にする自民党の舞立昇治さん。 6年前は鳥取県選挙区で初当選しました。

文化や習慣などが違う2つの県で選挙を戦う難しさを舞立さんはこのように表現した。

「本当に今、いろんな問題、諸問題で、私もいろいろとまいった、まいったの舞立でございますけれども、なかなかこういうダジャレを言っても島根でもうけないですね」(自民党・舞立昇治候補)

地元選出の国会議員も、合区解消を訴えます。
「憲法改正をするならば、合区のおかしさをきちんと正していく」 (自民党・石破茂衆議院議員)

「こんなときに消費税10%に上げるなど許されません。暮らし応援のために頑張ります」(無所属・中林佳子候補)

無所属の新人、中林佳子さん。
広い選挙区を回るため列車移動を取り入れています。
東西300キロを超える距離は、東京から名古屋ほど。その広さが候補者を苦しめています。

「中林佳子候補への一票で、このおかしな選挙を一緒に変えていこうではありませんか」(共産党・小池晃参議院議員)

野党統一候補として複数の政党の協力を得ても、広い選挙区をくまなく回るのは至難の業。選挙期間中に回れない地域もあるといいます。

「(Q.島は行くんですか?)島はもう行かない。申し訳ないけど、事前に行ったのでごめんなさい。これは私も解消した方がいいと思います」 (無所属・中林佳子候補)

有権者からも合区への不満の声が聞かれました。
「合区は納得いかない。本当は1県に1人出て欲しい」(鳥取県の有権者)
「県を2つ一緒にするようなことはやめていただきたい」(島根県の有権者)

一票の格差を是正するために苦肉の策として導入された合区ですが、鳥取・島根選挙区では、投票率の低下も懸念されています。

このほか、鳥取・島根選挙区には諸派の新人、黒瀬信明さんが立候補しています。(7月18日09:36)


CS放送 TBS NEWS

7月21日(日)よる7:54放送

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