参院選関連ニュースJNN序盤情勢、自公が改選過半数63議席超の見込み

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今月21日投票の参議院議員選挙で、自民・公明の与党が改選議席の過半数である63議席を超える見込みであることが、JNNの電話調査にもとづく序盤の情勢分析でわかりました。

「未来に向かってしっかりと憲法を堂々と議論していく候補者や政党を選ぶのか。あるいは国会議員としての責任を放棄して、審議すらしない候補者や政党を選ぶのか」(自民党・安倍晋三総裁)

「政治の安定がなければ生活の安定もありません。政治の安定そのものが目的ではありません。安定させて何をやるかということが大切なんです」(公明党・山口那津男代表)

JNNが6日と7日、全国で電話調査を実施し、選挙戦の序盤情勢を分析しました。
それによりますと、自民党は選挙区で36議席から46議席の獲得が見込まれます。また、公明党も候補者を擁立した7選挙区全てで当選圏に入っていて、自民・公明の与党で選挙区だけで48議席程度を獲得する見通しであることがわかりました。

勝敗の鍵を握る32の1人区では、長野・愛媛・沖縄で野党系候補が優位となっています。また、東北3県や新潟・滋賀で接戦となっていて、あわせて8つの選挙区で野党が議席を確保する可能性がありますが、それ以外の24選挙区では自民党がリードしています。

比例でも自民党は19議席前後、公明党が7議席程度を獲得する見通しで、非改選議席も合わせた過半数に必要な53議席は確実となり、改選議席の過半数となる63議席も上回る見通しです。

一方、憲法改正の発議には参議院でも3分の2の議席が必要で、日本維新の会などのいわゆる改憲勢力を加えても、これを維持するための85議席は微妙な情勢です。

「政治の流れを変えましょう。一人一人の暮らしの足もとに光が当たる政治を。本当に困っている人にきちっと寄り添える、そういう体制をもう一度、この国に作り直してまいりましょう」(立憲民主党・枝野幸男代表)

「うそをつかない、ごまかさない、正直な政治を取り戻し、そして国民の普通の国民の生活の安心を取り戻す」(国民民主党・玉木雄一郎代表)

野党は、立憲民主党が改選議席で現有の9議席を大きく上回る20議席程度を獲得する勢いですが、国民民主党は改選議席が半減する可能性もあります。

「東北6県で全部勝ちまして、32の1人区で全部野党が勝って、全部で自民党を打ち負かそうじゃありませんか」(共産党・志位和夫委員長)

「自民党・安倍政権は民主党政権よりは、ましな7年間。でも皆さん、そこには、おごりや緩みやたるみも、あるじゃないですか」(日本維新の会・松井一郎代表)

「自民・公明・日本維新の会で3分の2以上占めたら、安倍政権まさに憲法改悪の発議に臨時国会踏み込むでしょう」(社民党 福島みずほ 副党首)

また、共産党と維新、社民党は現有勢力程度となる見通しです。

今回の参議院選挙では、お伝えした7党のほかに比例代表で「オリーブの木」「幸福実現党」「労働の解放をめざす労働者党」「NHKから国民を守る党」「安楽死制度を考える会」「れいわ新選組」が候補者を擁立しています。(7月9日17:58)


CS放送 TBS NEWS

7月21日(日)よる7:54放送

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