インタビュー

文音さん

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Q― このドラマのお仕事が決まったときのお気持ちは?

初めての連ドラだったので、すごく嬉しかったです。それと、仲間由紀恵さん演じる桜さんの妹役ということや、アクションも演じると聞いたので、正直にプレッシャーもありましたけど、「がんばるぞ!」って燃えました(笑)。
それから、撮影が始まって台本をもらうたび、毎回アクションシーンを演じるという、物語の中でも重要な役柄の一人をやらせていただいているので、すごくありがたいです。正直、撮影に入って、スケジュールの面でいろいろなことに戸惑いはありました。でも、今は楽しくやらせていただいています。

Q― 水沢楓を演じる上で気を付けているポイントというと?

梅駒亭でのシーンはちょっとコメディーな部分もあって、できるだけ明るい雰囲気を出そうと気をつけています。一方、アクションシーンの楓は、「絶対にお姉ちゃんを守るぞ!」という戦闘態勢の気持ちや意識を大切にしています。まったく真逆の感じですね。
自分としては、もう少し梅駒亭での楓をパッと明るく演じたいという気持ちもありますが、周りとのバランスもあり、難しさを感じているところでもあります。

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Q― アクションを演じるお気持ちというと?

役柄としてアクションがあるということは聞いていたので、すごく楽しみにしていました。元々、身体を動かすことは好きなんです。いわゆる“アクション”に初挑戦したのが3年前の舞台。そのときは忍者の役をやらせていただきましたが、ボス的な立ち位置の役だったので、最後に美味しいところを持っていくみたいな感じで(笑)、それほど激しいアクションシーンはなかったんですね。
その後、ニューヨークへ演劇留学したときに、授業でアクションを少し習いましたけど、本格的なアクションというと、このドラマが初めてなんです。なので、撮影に入る前の10日間ほど、レッスンを受けました。それと、うちの母親が昔、アクションをやっていたので、家へ帰ると母親が待っていて、それから復習と予習の毎日でした。女版“ベストキッド”ですね(笑)。
今回、スタントさんや吹き替えなしでアクションをやることになって、普通の体格の女性が男性を倒さなきゃいけないと考えたとき、本気にならないと倒せないと思ったんです。声も出るでしょうし、すごい表情になるはずと思って、そう見えるよう本気の気持ちを意識しています。
役者って、リアルじゃないものをリアルにしていく仕事だと思うので、できるだけ自分が演じる役柄に近づきたいという気持ちがあります。でも、特にアクション女優を目指しているわけではなくて、いただいた役をキチンとこなしたいということ。今回は、こんな素敵な役柄をいただいたので、精一杯、演じたいと思っています。

Q― アクションで苦労しているところなどありますか?

アクションシーンの実際の動きですが、撮影の当日に型を付けてもらうので、第1話撮影のときは「こういう風にしてやっていかなきゃいけないんだ」と、すごくびっくりしました。もちろん、撮影の前にアクション指導の方と練習はしますが、それほど時間も取れないので、教えていただいた動きをパッとできるよう、自分の中で何度も反復して撮影に臨んでいます。

Q― 共演者の印象や撮影現場の雰囲気はいかがでしょうか?

ものすごくいいです! 梅駒亭に登場する方とご一緒するのがほとんどですが、みなさんすごく仲が良くて、リラックスして現場に居させていただいています。仲間さんや、佐藤隆太さん、草笛光子さんなどなど、すごい方たちが揃っているので、撮影当初はすごい現場だなって思っていましたが、みなさん優しくて和んだ雰囲気を作ってくださるので、本当にありがたいです。

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Q― ズバリこのドラマの見どころというと?

たくさんありますが、まずはやっぱり、仲間さん演じる桜さんと佐藤さん演じる正人さんの活躍ですね。それと、いろんな事件が起こりますが、一話完結なので誰にでも観やすいドラマだと思います。私個人的には、木野花さんが演じてらっしゃる薫さんが登場する、相談窓口のシーンが好きです。
そうそう、恋愛要素の部分もありますので、どうなっていくのか気になります。桜さんと正人さん、それと駿河太郎さん演じる三郎さんの関係もそうですし、楓としては、大野拓朗さん演じる遠藤さんと今後どうなっていくのか? すごく気になるところです。もちろん、アクションシーンも頑張りますので、楽しみにしていただけると嬉しいです。

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