土曜 よる11:30〜

人生最高レストラン

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放送内容(2022年3月19日 #248)

ごちそう様 伊藤英明さん

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ゲストは、伊藤英明さん。大ヒット「海猿」シリーズをはじめ、デビュー以来ずっと第一線で活躍し続け、今では肉体派俳優としても存在感を放つ伊藤さんが、実は『ずっと自分に自信がなかった…』という意外な素顔をのぞかせながら、おいしいものと共に、俳優人生を語った。

■お品書き

大阪・福島「愛妻との思い出が詰まった!おでん」
JR大阪環状線の福島駅から徒歩5分にある、1989年創業のおでんの名店「花くじら」。ここは、大阪出身の妻に連れて行ってもらったのをキカッケに、伊藤さんが大阪に行く度に訪れるというお気に入り店。本店は、ミシュランガイド「ビブグルマン」にも掲載され、年配のサラリーマンから若い世代まで大人気。特に冬場は、長い行列ができるほど。毎日のように通う常連客も多い。

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出汁は、カツオと昆布がベースで、ここでしか味わえないおいしさと評判。おでんの種類は豊富で、定番はもちろん、オリジナルの創作おでんや、関西ならではの鯨肉おでんもある。伊藤さんオススメは、「ころ」と「さえずり」。「ころ」は、鯨の背中の皮を油で揚げて絞り乾燥させたもの。「さえずり」は、鯨の舌で独特な食感と味わいがたまらない一品。どちらも希少部位で、昔はおでんには欠かせない具で、売り切れ必須の人気メニュー。

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*店舗情報:「花くじら 歩店」大阪府大阪市福島区福島2-7-4

宮崎市「海猿の思い出が詰まった!激辛麺」
宮崎県のご当地グルメ「辛麺」。その元祖として知られるのが、「辛麺屋 桝元」。もともとは小料理店で、シメのメニューとして出していた「辛麺」が大人気となり、わざわざ辛麺を食べにくるお客で溢れ返ったことから、1987年“宮崎辛麺”専門店に。今や九州を中心に神奈川、千葉、大阪など約50店を展開する。辛さの中に旨味がある味に、一度食べたらやみつきになる人が続出し、「辛麺」ブームを巻き起こした。実は、伊藤さんもハマった一人。それは、映画「LIMIT OF LOVE 海猿」の撮影で宮崎に滞在していた時のこと。過酷な撮影ということもあり、毎日のように焼き肉を食べていた伊藤さん。焼き肉店では冷麺やクッパなどを食べず、「辛麺」でシメる日々を送っていたという。

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「辛麺」のスープは、牛エキスのスープに、にんにく、独自の比率で合わせた挽き肉(牛・豚・鶏)、特製醤油、そして唐辛子(※数種類をブレンド)を加え、20種に及ぶ材料の旨味がスープに移るまで煮立てる。その後、たっぷりのニラ、溶き卵を投入し、辛みの中に旨味が渾然一体となった“桝元の辛麺スープ”が完成する。麺は、通称“こんにゃく麺”。そば粉と小麦粉を配合した、まるでこんにゃくのような食感でコシのある麺で、食物繊維を多く含み、ダイエットに最適と若い女性に支持されている。こだわりは、茹で時間。わずか10秒の違いで食感が全く変わるそうで、茹であがったらスープを素早くかけて仕上げるのがコツだという。辛みが旨味へ…すするごとに『辛いけど旨い』とクセになる、まさに“辛うま”の逸品。

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唐辛子の量で調整する辛さのレベルは、“1~50”まで。“6辛”までが普通の辛さ。以前は、“100辛”まであり、実は伊藤さんは“100辛”を食べたという。そこで今回、特別に「元祖辛麺“100辛”」を再現してもらった。材料は全く同じで、異なるのはオリジナル唐辛子をスプーン100杯入れることだけ。その一杯は…スープはほぼなし、ドロドロになった唐辛子が一面を覆い尽くしたものだった。ちなみに、“50辛”は何度も食べたそうで、単に激辛なだけでなく、唐辛子の中に微かな甘みを感じることもあったとか。

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*店舗情報:「辛麺屋 枡元 中央通り店」宮崎県宮崎市中央通8-29 池亀ビル1F

京都・祇園「俳優人生の師と食べた!おでん」(※人生最高の一品)
伊藤英明さんの“人生最高の一品”は、俳優人生の師と食べた「おでん」。それは、伊藤さんが“俳優人生の師”と慕う津川雅彦さんとの思い出が詰まった大切なお店、京都・祇園「おいと」の一品。「おいと」は1976年創業、夜は一見さんお断りの完全予約制で、勝慎太郎さんをはじめ多くのスターたちに愛されてきた名店。ここへ伊藤さんは、ドラマで出会った津川さんに連れて行ってもらい、初めて一緒に食事をしたそう。そして、当時俳優として悩んでいた伊藤さんは、津川さんにいろんな話を聞いてもらったという。『与えられた作品がたまたまヒットして恵まれていただけ』『何一つ基本を勉強していなくて、わからないまま誤魔化して今までやってきた』『ずっと自分に自信が持てなかった』そう打ち明ける伊藤さんに対し、津川さんは『自分の人生経験をそのまま使えばいいんだよ』『自分が演じた作品を観て、誰か一人にでも影響を与えられたら幸せなことだよ』と話してくれたそう。その後、出演した作品は、伊藤さんにとって自信を持って語れるものになったという。

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「おいと」の料理は、季節の食材を使った旬のコース。京都らしく、どの料理も手が込んでいるのが特徴で、シメに「おでん」が出される。醤油を使わず、カツオと昆布のみ、何十年も継ぎ足してきた出汁で煮込んだ「おでん」は、色が黒く変わるまで煮込んだ「たまご」、味の沁みた「大根」に3日間煮込んだ「牛すじ煮込み」を合わせた一品、鶏肉の「ロールキャベツ」など、どれも絶品。

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亡くなられて3年半…津川さんとの思い出が詰まったお店「おいと」へ、まだ足が向かないという伊藤さん。『自分自身で最高だなと思う日に、津川さんをよく知る人と、妻と一緒に行きたい』と語った。

*店舗情報:「おいと」京都府京都市東山区祇園町北側253

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