TBS 金曜ドラマ『流星の絆』
毎週金曜よる10時
インタビュー
Vol.10 りょう (有明塔子 役)&寺島進 (有明幸博 役) 対談
最後に。お二人にとっての絆とは?
- 寺:
- 絆…… いい言葉ですね。
- り:
- 難しいですね……。
- 寺:
- きずな…… しずな。
- り:
- ふっ…… 関係ないですね (笑)。
- 寺:
- 何で糸偏に半って書くんだろうね。赤い糸とかと関係あるのかね。きっと、半々なんだろうね。
- り:
- ひとりじゃ生きていけないってことですかね? 色んな人の糸で繋がって。
- 寺:
- 人は半人前なんだよ!
- り:
- あははは (笑)。そうだ!
- 寺:
- パーフェクトな人なんていないでしょ? 多分、互いに共有している部分が一緒で、その半分半分がひとつになったらそれは切っても切れないみたいになるもんね。半分半分が合わさってひとつになるみたいな。それが目に見えてないんだけど、目に見えない…… 何かこう…… 絆だよ!
- り:
- あははは (笑)。
- 寺:
- 直接的な答えってないよね。色んな関係性が……。
- り:
- (遮って) 全部ですよ。
- 寺:
- あ、全部だね、ごめん (笑)。人っていう字と一緒なんじゃないの。支え合って。いいね、絆。
- り:
- 脚本が宮藤さんじゃなければもっとちゃんとしなきゃといった会話になっているんでしょうけど (笑)。シリアス部分だけの作品だったらもっと真剣にこう…… あ、今でも真剣ですけど (笑)。身を乗り出して、絆について真面目に 「なくてはならないもの」 って語るんだろうけど (苦笑)。宮藤さんの脚本だから、なんか真剣に語るのが照れ臭くないですか (笑)。言葉で語らなくても、宮藤さんがセレクトするセリフのひとつひとつが温かいから、きっと視聴者の方も分かっていると思いますよ、「絆」。
- 寺:
- きっと、宮藤さんは照れ屋さんなんだよね。でも、そういうのがいいんじゃないのかな。
- イ:
- はい。どうもありがとうございました。
- 寺:
- なんだよ、真面目に考え出したのに (笑)。
- り:
- ちょっと真面目に考え出した (笑)。
- 寺:
- もうちょっと考えさせてくれよ。 ( → )
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