2008年4月19日(土)スタート土曜よる7時56分
インタビュー
Vol.01 佐藤隆太(川藤幸一役)
川藤幸一とはどんなキャラクター?
ホントにストレート、ド直球で、すごく強い信念を持っていて、それがけっしてブレることなく、真っ直ぐに進んでいくという、すごくデカイ男という感じでしょうか。僕にとっても、すごく大きい存在です。その真っ直ぐさ故に、初めて会う生徒たちからすると、最初は「なんだあいつは !?」という感じで煙たがられるキャラクターだと思います。でも、その熱さというか真っ直ぐさが徐々に伝わってくる、そういったパワーを持っている人間だと思いますね。
自分と共通している部分とか、共感できるところってありますか?
川藤は、ホントに僕にとってのヒーローなので、自分と共通している部分というのは、あまりないのかもしれないです。やっぱり憧れの存在ですから、自分に持っていない強さだったり男らしさというのを、川藤という人物は持っているんですね。だからこそ僕は大好きですし、コミックの中のキャラクターではありますけど、僕の人生の大先生なんです。とにかく憧れの存在ですから、今回、川藤幸一を演じてみて、いま言ったようなことを、あらためて強く感じました。
なんというのだろ… やっぱり僕は、この男に強い憧れを持っていたんだなと。演じてみれば演じてみるほど、川藤という男の偉大さに気づいていくというか、撮影はとても楽しくやらせていただいていますけど、やっぱり川藤というデカイ男を演じるということは、難しさはありますよね。僕にとって乗り越えなければならない壁というか… もちろん、すごく幸せなことですし、すごく刺激的です!
川藤は、とにかくかっこいいですよね。共感するというよりも「こうでありたい」という気持ちはあります。それと、僕自身、いまこうして役者という仕事をやらせていただいていますが、「いつか役者になる!」という夢を信じていましたし「夢を信じて続けていればいつかは叶う」という部分では、川藤の言う「夢をあきらめるな、夢はいつか叶う」という部分は共感できますよね。この「ROOKIES」という作品は、僕の背中を押してくれた作品でもあります。「ROOKIES」という物語に関しては、共感する部分はすごくたくさんあります。僕も小学校から高校までずっと野球をやってましたし、ニコガクナインが甲子園という夢へ向かっていく情熱とか、一球にかける想いというのは、すごく共感できます。あとは、二子玉川という物語の舞台も、僕にとっては思い入れのある場所なんです。二子玉川のデパートでアルバイトをしていたこともありますし (笑)。
このドラマの見どころは?
この作品に関しては、第1話からホントにたくさんあって、どこが見どころだというのがすごく難しいです! 僕が演じる川藤もニコガクナインも、身体を張ってぶつかり合ってますから、みんなの熱い魂を感じてほしいです。もちろん、原作ファンにとってたまらないシーンもありますよ。「ROOKIES」って原作がものすごくテンション高いじゃないですか。「それをドラマで再現できるの?」というシーンがけっこう多いんですけど、僕らはそれをやってますからね (笑)。「マジ、これやるの !?」というシーンもあるので、原作ファンの方も、楽しみにしてくださいね。
この作品をご覧になっているみなさんに感じてほしいことは?
「夢を持つことの大切さとすばらしさ」を感じてほしいです。僕もこの作品から「自分は間違ってないよ」というエールをもらったような気がするんです。本気で叶えたい夢を持っているなら、そこにはぜったい辿り着けるんだというパワーをもらいましたので、原作を読まれている方も、ドラマを通してこの作品を知った方も、この「ROOKIES」を見ていただいたことで、夢を持つきっかけや夢を探すきっかけになったらうれしいですね。
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