放送日 2014年4月7日

第１回

傾奇御免！！の巻

前田慶次･･･藤沢としや
滝川益氏･･･最上嗣生
　骨　　･･･岩崎ひろし
家　　臣･･･近藤浩徳
奉　　行･･･蓮　岳大

ﾅﾚｰｼｮﾝ（まつ）･･･遠藤　綾

天正十年の早春、上州の谷地で滝川一益の軍勢は
軍馬補充の為、野生馬狩りを行っていた。

しかし、野生馬の中に、ひときわ大きく、
敏捷な動きで人間たちを翻弄する馬がいた。
悪魔の馬と呼ばれたこの馬の妨害で、
馬狩りは思うように進まなかった。

滝川一益は、いとこの益氏に悪魔の馬の対応策を委ねた。
すると益氏は、それを息子に任せるのだった。

その男こそが、
戦国一の傾奇者と呼ばれた前田慶次だった。

放送日 2014年4月14日

第２回

うなる野獣の剣！の巻

前田慶次･･･藤沢としや
おふう･･･三宅麻理恵
耳削ぎ願鬼坊･･･最上嗣生
四井主馬･･･浜添伸也
傾奇者Ａ･･･近藤浩徳
傾奇者Ｂ･･･蓮 岳大
老人･･･岩崎ひろし
町人･･･長谷川敦央

ナレーション…遠藤綾

金沢城下の目抜き通りで、
傾奇者を豪語する者達が斬られた。

斬ったのは荒井願鬼坊。
連れの幼な子が、倒した相手の耳を削ぎ、
耳桶に入れて持ち歩くことから
耳削ぎ願鬼坊と恐れられた武芸者であった。

慶次はその様子を見ていた･･･。

放送日 2014年4月21日

第３回

忠義の傷の巻

前田慶次･･･藤沢としや
四井主馬･･･浜添伸也
村井若水･･･蓮 岳大
前田利家･･･近藤浩徳
家臣Ａ･･･最上嗣生
家臣Ｂ･･･長谷川敦央

ナレーション…遠藤綾

前田慶次の傾奇ぶりは豊臣秀吉の耳にも入り、
是非会ってみたいという。

慶次が秀吉を怒らせて、
前田家とりつぶしの口実を与えかねないと
気が気でない前田利家は、
ある策を講じていた･･･。

放送日 2014年4月28日

第４回

男の血潮　たぎる！！の巻

前田慶次･･･藤沢としや
　骨　　･･･岩崎ひろし
四井主馬･･･浜添伸也
村井若水･･･蓮 岳大
前田利家･･･近藤浩徳
家臣Ａ･･･最上嗣生
家臣Ｂ･･･長谷川敦央

ナレーション…遠藤綾

前田慶次に右腕を斬られた加賀忍軍の頭領・四井主馬、 その義手は、刃を幾重にも仕込んだ凶器そのものだった。 秀吉殿から拝領の甲冑の見張り番をしていた慶次殿を襲い、
失態を起こさせようと目論んだ主馬だったが、
返り討ちに遭いこのような有様に。

一方で家臣たちの前でわざと甲冑を壊し、
前田家の老家臣・村井若水殿の切腹を食い止めた慶次。
その傾奇ぶりは、城下まで広まっていた…。

放送日 2014年5月5日

第５回

遅咲きの花の巻

前田慶次･･･藤沢としや
佐々成政･･･佐々健太
村井若水･･･蓮 岳大
村井羊水･･･高橋伸也
武　将　･･･岩崎ひろし
兵　Ａ　･･･最上嗣生
兵　Ｂ　･･･長谷川敦央

ナレーション…遠藤綾

加賀・前田家の出城である能登末森城を
佐々成政の軍勢一万五千の兵が
急襲したとの報せを受けた前田慶次は、
戦闘最中の末森城へ向かう決意をする。

その頃、前田利家は慶次が叩き割った信長公の甲冑を
修復し終えたばかり。
末森城からの援軍督促の使者が来ても、
秀吉の顔色を窺い無視する有様だった…。

放送日 2014年5月12日

第６回

野菊の誓いの巻

前田慶次･･･藤沢としや
奥村助右衛門･･･今村一誌洋
村井若水･･･蓮 岳大
村井羊水･･･高橋伸也
家臣Ａ　･･･最上嗣生
家臣Ｂ　･･･佐々健太
敵　兵　･･･長谷川敦央

ナレーション…遠藤綾

天正十二年、北陸の猛将・佐々成政は、
加賀・能登を支配しようと、
前田家の出城である末森城を急襲した。

前田家中で慶次の唯一無二の友であり、
のちに柴田勝家に沈着にして大胆と驚かしめた剛の者、
末森城主・奥村助右衛門は窮地に立たされる･･･。

放送日 2014年5月19日

第７回

死ぬも生きるもの巻

前田慶次･･･藤沢としや
奥村助右衛門･･･今村一誌洋
村井若水･･･蓮 岳大
村井羊水･･･高橋伸也
家臣Ａ　･･･最上嗣生
家臣Ｂ　･･･佐々健太
敵　兵　･･･長谷川敦央

ナレーション…遠藤綾

佐々成政の軍勢一万五千の急襲を受け落城寸前の末森城。

そこにかけつけた前田慶次たち。
その中に古くから前田家に仕えし家臣・村井若水と
その息子・陽水がいた。

味方の屍だらけの城での籠城戦。
これが村井陽水にとって初めての戦だった･･･。

放送日 2014年5月26日

第８回

大ふへん者の巻

前田慶次 … 藤沢としや
佐々成政 … 佐々 健太
奥村助右衛門 … 今村 一誌洋
　骨 … 岩崎ひろし
兵　Ａ … 最上嗣生
兵　Ｂ … 長谷川敦央


ナレーション…遠藤綾

前田慶次の加勢で佐々成政軍の急襲を凌いだ末森城。

しかし、天正十二年九月十一日。
佐々成政1万5千の総攻撃が、
籠城する末森軍に襲いかかる。

その時、佐々軍の前に
「大ふへんもの」と書かれた派手なマントの甲冑武者が
現れる…。

放送日 2014年6月2日

第９回

末森喧嘩！の巻

前田慶次 … 藤沢としや
奥村助右衛門 … 今村 一誌洋
前田利家 … 近藤浩徳
村井若水 … 蓮 岳大
村井陽水 … 高橋 伸也
家臣Ａ … 最上嗣生
兵Ａ … 長谷川敦央
兵Ｂ … 佐々 健太
水丸 … 浜添伸也


ナレーション … 遠藤綾

前田利家の軍が到着するまで
佐々軍一万五千の猛攻に応戦し末森城を死守できたのは
前田慶次の働きがあったからだった。

しかし、その慶次を
利家は軍令違反で処罰しようとしていた…。

放送日 2014年6月9日

第１０回

月と涙と・・・の巻

前田慶次 ･･･ 藤沢としや
前田慶次（幼少）･･･ 行成とあ
四井主馬 ･･･ 浜添伸也
前田利久 ･･･ 佐々 健太
おふう ･･･ 三宅麻理恵
忍び ･･･ 長谷川敦央
家臣Ａ ･･･ 最上嗣生
家臣Ｂ ･･･ 蓮 岳大

まつ／ナレーション ･･･ 遠藤 綾

末森城の窮地を救った前田慶次。

前田利家を以てしても
家臣たちの信望厚い慶次を抹殺することは容易ではない
と感じた四井主馬は、
加賀忍軍頭領の意地をかけて
慶次を亡き者にしようとしていた･･･。

放送日 2014年6月16日

第１１回

拳語りの巻

前田慶次 ･･･ 藤沢としや
前田利家 ･･･ 近藤浩徳
奥村助右衛門 ･･･ 今村 一誌洋
兵Ａ ･･･ 最上嗣生
兵Ｂ ･･･ 高橋 伸也

おまつ／ナレーション ･･･ 遠藤 綾

前田慶次を襲った四井主馬を頭領とする加賀忍軍。

本来なら喧嘩両成敗となるはずだったが、
慶次たった一人に数十人もの忍びが殺されたことは
加賀忍軍の屈辱でしかなかった。

公になることを恐れた主馬は、以後、暗殺を諦め、
慶次もまた義理の父・利久を思い
家中に広めることはしなかった･･･。

放送日 2014年6月23日

第１２回

冬に舞う花の巻

前田慶次 ･･･ 藤沢としや
前田利家 ･･･ 佐々健太
おふう ･･･ 三宅麻理恵
お春 ･･･ 岡 純子
家臣Ａ ･･･ 最上嗣生
家臣Ｂ ･･･ 蓮 岳大

おまつ／ナレーション ･･･ 遠藤 綾

前田利家の兄利久は武辺者ではなかった為に
主君・織田信長から軽視され
無念の人となったと言われていた。

体が弱く性格も温厚。
その人柄に家臣たちがついていく文治の人で
義理の妹おまつも見舞いに訪れる度に
その人柄に癒されていた。

天正十五年の冬。
この日、いつもと違う胸騒ぎが
おまつを利久様の屋敷へと赴かせた･･･。

放送日 2014年6月30日

第１３回

傾奇者の馳走の巻

前田慶次 ･･･ 藤沢としや
前田利家 ･･･ 近藤浩徳
奥村助右衛門 ･･･ 今村一誌洋
おふう ･･･ 三宅麻理恵
家臣Ａ ･･･ 最上嗣生
家臣Ｂ ･･･ 蓮 岳大

おまつ／ナレーション ･･･ 遠藤 綾

前田利家の兄・利久は、
長い病の末に息子慶次の腕の中で他界した。

そして、それは
慶次を金沢に縛り付けておくものがなくなったことを
意味していた。

天正十五年のそれはそれは寒い冬のこと･･･。

放送日 2014年7月7日

第１４回

加賀の忍び・捨丸の巻

前田慶次 ･･･ 藤沢としや
捨丸 ･･･ 宮坂俊蔵
おふう ･･･ 三宅麻理恵
ならず者Ａ ･･･ 山本兼平
ならず者Ｂ ･･･ 最上嗣生
ならず者Ｃ ･･･ 蓮 岳大

ナレーション ･･･ 遠藤綾

義父・利久の死をきっかけに
加賀を出奔した前田慶次とおふうは、
船乗り交易商人達でにぎわい北陸随一活気溢れる港町・
敦賀に入る。

その二人の後を、謎の小男がついてきていた･･･。