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2015年08月17日(月)放送分 ゼンショー 今から使える栄養学今朝も、服部栄養学園 鈴木あきら先生に解説して頂きました。 卵を食べすぎるとコレステロールが上がる。というのは、本当ですか? 鈴木先生によると、これは誤解。 100年ほど前、うさぎに卵を食べさせる実験が行われた結果、 うさぎのコレステロールが上がりました。 これにより「卵はコレステロールを上げる原因だ」と結論付けられたんですが、 もともとウサギは草食動物のため、動物性の卵を与えればコレステロール値が上がるのは当たり前だったのです。 人間の場合は、食事から摂取するだけでなく7〜8割程度は体内で作られます。 しかも食事からの摂取量が増えた場合は体内で作る量を減らし、 一定量を保つように調整されているのです。 1日に卵を3個ずつ、しかも2週間食べ続けるという実験がありましたが、 コレステロール値を測ってみると、ほとんど変化がなかったそうです。 (出典:日本卵業協会) 厚生労働省も今年の3月に、これまで設定していたコレステロール摂取量の 上限値を撤廃しました。 むしろ心配なのは低コレステロール。 コレステロール不足は脳出血のリスク上昇や、 ガンやうつ病などを引き起こすともいわれています。 |
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