
![]() |
|
2015年01月26日(月)放送分 今朝は、経済評論家・岩本沙弓さんに、「アベノミクス」の矛盾について、解説して頂きました。 円安と「国民生活を豊かにする政策」との矛盾 量的緩和を実施して、大量に紙幣をばらまけば円安となり、 日本経済は輸出主導で潤うはず。という論調は根強い。 多くの国民にとって、円安では原料や燃費資源の輸入価格が 高騰するなど、直接的な負担を被りやすい。 そして、たとえ円安によって、輸出額が伸びたとしても、 実質の数量が伸びなければ、実体経済を好転させる効果は限定的。 一部の大企業・富裕層にとって円安政策は、 自分たちの懐を潤すという点では矛盾はない。 しかし、国民全体として広く恩恵が行き渡るのかどうかということを 考えれば、輸入物価の上昇による負担増、雇用や賃上げ増を 期待できない円安を推進するということは、 政府が掲げる国民生活を豊かにする〜との矛盾がある。 |
![]() |
Copyright© 1995-2025, TBS RADIO,Inc. All Rights Reserved. |