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2014年02月27日(木)放送分 2月の「うるおい生活講座・木曜日」は、『脳卒中の後遺症』について1カ月・4回にわたって特集しました。 最終回の今朝は、「脳卒中後の身体機能障害の一つ、 痙縮=(手足の筋肉のつっぱり)の自宅でできるリハビリ」について 先週に引き続き、横浜市立大学附属病院・リハビリテーション科・准教授の 菊地尚久先生にお話を伺いました。 菊地先生によると「痙縮」に悩んでいる方のリハビリは 発症直後から数週間ぐらいの「急性期」、 数週間から数ヶ月ぐらいの「回復期」、 数ヶ月から6ヶ月目以降の「維持期」の3つの時期に分かれ、 回復の段階に応じてすすめられるとのこと。 ●まず「急性期」のリハビリテーションは、 拘縮=(身体の関節が固くなること)を防ぎ、筋力を維持するために リハビリテーションやベッドの上で座る姿勢を保つ訓練などを行う。 ●そして「回復期」のリハビリテーションは、 歩行、着替え、食事など、 日常生活に必要な動作や機能を回復させるためのリハビリ、 例えば、手すりを使った歩行訓練や着替えの訓練など、 そうしたリハビリを経て、ご自宅に戻り生活している方は、「維持期」に入り、 リハビリテーションで回復した機能を維持するためのリハビリを続けながら、 日常生活の自立と社会復帰を目指すそうです。 また、日常生活そのものが大事な訓練となるので、 家族に頼りすぎず、自分でできる事はなるべく自分の力ですることが大切だそうです。 治療に前向きに取り組んで、 あきらめず、継続して自分でできる事をなるべく自分でする、 そんな心がけが大事だというお話でした。 |
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