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2013年02月08日(金)放送分 今朝は、うるおい生活講座で、公益社団法人「認知症の人と家族の会代表理事」高見国生さんにお話を伺いました。 認知症の方がお話されていることも、相手の気持ちに立ってあげるとわかることができます。 長年連れ添った旦那に「どちらさん?」と尋ねる。 その場合は、認知症の方に年齢を尋ねてみてください。80歳の方が50歳と答えたりします。 認知症のため年齢を忘れたのではなく、50歳から後の人生を忘れて50歳の時代に戻っている。 だから30年後の旦那の姿がわからない。忘れられたと絶望せずに、理解をしてあげてください。 鏡を見て自分に話しかけるのも、自分の今の姿がわからないのが原因です。 「お世話になりました。帰ります」 現在の住まいが、引越しや改築していた場合、自分の家だと認識していない。 長年通い慣れた道を迷うのも、街の様子の変化を忘れてしまっているから。 焦れば焦るほど、目的地や自宅、会社をさまよい、徘徊の原因になります。 「ご飯は?私は朝から何も食べてない!」 普段、私たちは何を食べたか忘れますが、 認知症の場合、経験そのものを「新しい」記憶から忘れるため、 食べたこと自体を忘れてしまいます。 →頭ごなしに「さっき食べたでしょ」と言わずに、 「すぐ用意するから待っててね」など言って、少量のおやつを渡しましょう。 「トイレから自分の便を持ってきてしまう」 水洗便所がない時代に戻っていれば、洋式のトイレなどは何かわかりません。 こんなところにあっていいのか?・・・と考えてしまった結果です。 とはいえ、もうどうしようもないと限界を感じたら、決して無理しないように。 多くの家族が入院・入所をさせたあと、「これでよかったのか」と悩みます。 それは、どんな家族でもつきまとう避けられない心情です。 現在、日本では認知症の方が300万人いらっしゃると言われています。 おはよう一直線では、認知症にまつわる疑問・質問、こういう時どうしたらいいの? …というメッセージをお待ちしています。 ohayou@tbs.co.jp 頂いたメッセージは生島ヒロシが、高見さんに番組でご相談をします。 背負い込まないで是非、ご相談してください。 TBSラジオでお聴きの皆さん、明日は、朝5時05分からサタデー・一直線。 JTB田川博己社長が登場!お楽しみに~! |
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