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2012年11月09日(金)放送分 今朝は、うるおい生活講座で、認知症の向き合い方と題し、公益社団法人 認知症の人と家族の会代表理事 高見国生さんにお話を伺いました。 認知症になっても、家族の言葉は理解していて、答えはできる。ただ、その答えが違うだけ。 知的な部分は欠落しているが、うれしいことや悲しいこと、楽しいことは分かっている。 また、認知症の物忘れの特徴でよくあるのは新しい記憶から忘れて、古い記憶で生きていること。 例えば、長年連れ添った旦那に「どちらさん?」と尋ねる。 その場合は、認知症の方に年齢を尋ねてみる。すると、80歳の方が50歳など若い年齢を答える。 これは、認知症のため年齢を忘れたのではなく、50歳から後の人生を忘れて50歳の時代に戻っている。 だから30年後の旦那の姿がわからない。そのように考えて接してあげることが大切。 介護を続けるためには、家族が住んでいる隣近所、地域、社会の人たちに、認知症のことと、 家族の苦労について知ってもらう必要があります。 地域の方の理解があれば、「徘徊」を未然に防げる場合もあるし、協力を得ることもできる。 隠すということは認知症の方を閉じ込めることになる。家族だけで介護をすることはもっともよくない介護。 在宅介護は、結論から言えば看れるところまで看ればよい。 家族が限界を感じていたら無理をしてはいけません。 TBSラジオでお聴きの皆さん、 明日のサタデー一直線では、ペットの最新事情! 歴史作家・井沢元彦さんによる戦国時代最大の謎解説もあります。 朝5時05分から是非お楽しみください! |
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