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2011年09月22日(木)放送分 今朝の「うるおい生活講座」は、東京大学大学院教育学研究科教授・本田由紀さんに 「教育の職業的意義」についてお話を伺いました。 政府が打ち出し、現在日本で行われている「キャリア教育」は、 高校の教育現場には、「自分の将来や、 やりたいことを自分で考え、自分で決めなさい」といった、 「自主の尊重」として伝わり、生徒は「勤労観・職業観」や、 「意思決定能力」「将来設計能力」を学校で教えられず、 自分自身で持たなければならないという形になっています。 細分化されている職業に対して、何にでも対応できる、汎用的、一般的スキルを身につけさせても、意味がありません。 今の日本の職業教育に必要なのは、 「暫定的に」職業的専門性を 「とりあえず」身につけさせることです。 進路選択は、学生が自分自身と世の中の現実を しっかりすり合わせ、その摩擦やぶつかり合いの中で 自分の落ち着きどころや目指す方向を確かめながら 進んでいくことが大切だと思います。 |
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