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2011年09月21日(水)放送分 今朝の「うるおい生活講座」は、「介護の現場から」と題して、「ホッとスペース中原」代表の佐々木炎さんに、東日本大震災から考えさせられた「介護の在り方」について、 お話し頂きました。 今回、被災地から避難された方の介護に携わって感じたこと、 私たちに今、介護をするにあたって求められるのは、 大きく分けて2あると言う事でした。 第一は、「黙って耳を傾けよう」 私たちは相手が何か話すとき、どうしても頭の中は、 何かを答えることを考え、どう反応したらよいか準備しています。 本当の意味で相手の話に耳を傾けていないのです。 苦しみの中にある人は、本当に言いたいことを言おうか、 黙っておこうか、口ごもり躊躇しています。 そしてその思いは、小さな声であり、忙しそうに立ち振る舞っている人に遠慮して 声をかけにくくなっています。 大切なのは、寄り添いながら、相手の言葉を待ち続ける存在になることです。 無条件に解釈しないで、肯定的に受け入れてください。 第二は、「希望を聞こう」 誰しもが「希望の種」を持っています。 また、役に立ちたいとも願っています。 その願いを聞いあげて欲しい。きっとそれは未来を生きる力に変わると思います。 ほんの些細なことでも構いません。 希望を聞いて、そして出来るだけ実現してあげてください。 今回の佐々木炎さんのお話しから、とても大切な事に気が付かされたような…そんな気がします。 |
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